2人の名将カペッロ&サッキがセリエA御三家を語る…ミランの大型補強の問題点やアッレグリと“戦争した”ユーヴェ幹部の責任など | セリエA
アッレグリと戦争したユーヴェ幹部の責任
さらにカペッロ氏は、第2次マッシミリアーノ・アッレグリ体制が幕を閉じた古巣のユヴェントスにも言及している。ユヴェントスを巡っては、アッレグリがコッパ・イタリア決勝の舞台で、自陣のフットボールディレクター、クリスティアーノ・ジュントリ氏を遠ざけるような仕草を見せ、両者の間の不仲が囁かれた。 今月、78歳の誕生日を迎える元ユーヴェ指揮官は、「ジュントリは、勝者のチームを作り上げなければならない。監督と戦争をした後なのだからね」と主張。「戦争だって?」と驚くサッキ氏を前に、ユーヴェのディレクターについて自身の考えを語った。 「別れ方を見る限り、私にはそのように見える。来シーズン、アッレグリが指揮を執らないことは分かっていたよ。だからジュントリには大きな責任がある。監督は、自身のプレースタイルに適した選手を求める」 「ジュントリは、チアゴ・モッタが求める選手を獲得できるようにしなければならない。誰もが偉大な選手を欲しがるが、現在、中東やプレミアリーグのクラブが競争相手となると、クオリティの飛躍をもたらしてくれるような選手を獲得することは難しい。したがって一筋縄ではいかない偉業を達成しなければならない」 一方、サッキ氏は、地元エミリア・ロマーニャ州でヒーローとなった元ボローニャの若手指揮官に言及。「チアゴ・モッタは戦略家だ。彼はプレーのアイディアを持っていて、どのようにすれば、選手たちが彼についてくるのか分かっている」と評価した。