市場問題PTが8回目の会合(全文1)第1次報告書の素案の課題を説明
第1次報告書の素案
小島:座長の小島でございます。第8回目の市場問題プロジェクトチームでございます。今日は第1次報告書の素案を議論したいと思っております。第1次報告書と言っておりますのは市場プロジェクトチームの仕事の中に土壌汚染問題の部分がございますが、これは別途、専門家会議でご議論をいただいております。専門家会議の結論がまとまった段階でその部分の議論をすると。こういうことになりますので、それを除く部分について行程表どおり5月に報告書をまとめたいと、こういうことでございます。 で、その報告書の姿ということで、今日は素案ということでございます。で、今後、この素案について過不足のある点、あるいは誤っている点、あるいはこれを追加しなきゃいけないというような修正を加えながら次回は報告書の案というものに作り上げていきたいというふうに思っております。 最初に申し上げておきますけれども、この報告書の素案、3部構成でございますけれども、1つは市場PTの役割の1つとして掲げられております、市場のあり方という項目があります。それから豊洲の移転案と築地の改修案と2つの案を俎上に上げて、それの課題というような形を整理しております。 どちらの案を採用すべきということをこの報告書案で述べているわけではなくて、いずれの案もいろんな課題があって、その案を採用する場合にはその課題があることを認識し、それを受け入れた上で判断をしなければいけないということであります。で、もちろん良い面と悪い面というものがあるわけでございますから、そういう判断をするための材料を整理したというものでございます。という位置付けをご説明した上で、市場問題プロジェクトチーム、今日の素案の課題というものを簡単に説明していきたいと思います。これから30分でいいかな。はい。じゃあよろしくお願いします。
3つ課題について
3つの課題です。まず市場のあり方でございますけれども、中央卸売市場というのは卸売市場法という法律で規制され、逆に言うと法律で守られている市場であります。で、この中には輸出機能というものが法律の定義には、これは入っていないと。あくまでも地域の食品の拠点ということで中央卸売市場、今、問題になっておりますが、課題ですが、重要な都市およびその周辺の地域から、地域以外の広域にわたる生鮮食料品ということで、この本質が変われば別ですけれども、現在の定義の中に輸出機能というのは入っていないということでございます。 もう1つは豊洲市場移転案。これを考えよう。もう1つが築地市場改修案、これを考えようと。この3つを考えるということでございます。