巨人・甲斐拓也が入団会見「阿部監督を胴上げする」 決め手の言葉は「司令塔に」
ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使して巨人に移籍した甲斐拓也捕手(32)が26日、東京都内で入団会見に臨み、「阿部(慎之助)監督を胴上げするため、気持ち新たに一生懸命頑張っていきたい」と決意を口にした。年俸総額15億円の5年契約。 少年時代に憧れた名捕手の熱意に胸を打たれた。入団の決め手は、「阿部監督。(交渉時に)『司令塔になってほしい』と言葉をいただき、すごくうれしく、重たい言葉だと思った」と甲斐。指揮官たっての願いで、背番号10を引き継ぐことも決まった。 大分・楊志館高から2011年に育成ドラフト6位でソフトバンク入り。13年オフに支配下昇格を果たすと、正捕手を担った17年から4年連続で日本一に輝いた。巨人は今季、大城卓三(31)ら3捕手がしのぎを削ったが、阿部監督は「素晴らしい捕手がうちにもそろっている。知恵を出し合い、それがチームの強みになる」と戦力の底上げを期待した。 2012年以来遠ざかる日本一へ、球界屈指の扇の要は「若い投手も多くなっている。今までの自分の経験を生かしていきたい」と意欲を見せた。(金額は推定)