必要なのはウォーキングでも筋トレでもない…1日10秒でヨボヨボ老化を防ぐ「かかとトントン体操」をご存じか
■1日10秒でいいから、かかとを調整してほしい 寝たきりの主な原因は、骨折・転倒、高齢による衰弱、関節疾患でした。そして、死ぬまでずっと若々しく、元気に楽しくすごすために必要なのは、転ばない、痛みなく歩ける、健康的なからだです。 そのためには、土台である足を次のように整える必要があります。 ---------- 死ぬまで歩くための理想的な足 ①かかとの歪みがなく、足の内くるぶしと外くるぶしが同じ高さ ②足の骨をつなぐたくさんの関節同士が固まっておらず、よく動く ③足底の中央にアーチがある。かかとは安定し足底の筋肉が鍛えられている ④縦、横の筋膜がそれぞれしっかり発達している ---------- また、図表6のように足全体を横から見ると、骨や筋肉のほかにも、伸び縮みをする靭帯や、関節をつなぐ腱、包帯のようにぐるっと巻かれている支帯などが、正しいアーチや足のかたちをつくっています。このような足をとり巻くさまざまな部位を鍛えることで、よい足底になります。 すると、自然にひざから上も関節が正しい位置におさまって、頭の位置が安定し、転びづらくなります。脚全体を整えるためのアプローチ先としてうってつけなのが、足でいちばん重い骨である「かかと」です。1日10秒でもかかとを調整することで、足底全体、そして下半身から全身にいい影響を与えられるのです。 ---------- 南 雅子(みなみ・まさこ) 整体師 1949年、北海道生まれ。整体エステ「ガイア」主宰。エステティシャンとして活躍後、「美しい髪と肌はからだの健康あってこそつくられ、美容と健康はイコールの関係」と一念発起し、カイロプラクティック・整体師の資格を取得。現在、オリジナルに開発した「姿勢矯正」や「ストレッチ」など健康で機能的なからだづくりのための施術・指導を行っている。著書に『死ぬまで歩くには1日1分股関節を鍛えなさい』『たった1回でお腹が凹む奇跡の股関節ほぐし』『死ぬまで寝たきりにならない1日1分ごろ寝整体』『死ぬまで歩くにはかかとをトントン鍛えなさい』(いずれもSBクリエイティブ)、ほか多数。 ----------
整体師 南 雅子