大規模災害に備え 支援物資を迅速に届ける訓練【長野・松本市】
大規模災害時に国から届いた支援物資を、迅速に県内の市町村に届ける訓練が松本市で行われました。 訓練は、松本市にある広域物資輸送拠点の「やまびこドーム」で行われ、県の職員や物流業者などおよそ80人が参加しました。 南海トラフ巨大地震が発生し、県内で甚大な被害が出たという想定。 被災した都道府県からの要請を待たないで必要な物資を送る国の「プッシュ型支援」で受け入れた物資を、いち早く市町村へ届けることが目的です。 参加者は、荷下ろしした物資の検品作業や、物資を素早くトラックに乗せて、発送する手順などを確認しました。 県危機管理部危機管理防災課・北沢辰美さん 「能登半島地震を受けて、物流事業者にすぐ入ってもらった方がいいとか課題も国も上げているのでそういったことを踏まえて訓練を実施した。災害はいつ起きるか分からないので平常時に訓練をして備えておくことが重要だと思う」 県は、訓練で出た課題をまとめ、県内21カ所の広域物資輸送拠点で共有するとしています。