ブラジルCPI、10月は前月比0.56%上昇 予想上回る
Isabel Teles [サンパウロ 8日 ロイター] - ブラジル地理統計院(IBGE)が8日発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.56%上昇した。予想を上回り、インフレ懸念が再び高まった。 前年同月比では4.76%上昇と、伸び率は9月の4.42%から加速し、中央銀行の目標(3%プラスマイナス1.5%ポイント)も上回った。 押し上げ要因は住宅用電力料金で、9月に比べ高いエネルギー料金が適用されたため4.74%上昇した。 ブラジル中銀は6日の金融政策委員会(COPOM)で、政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き上げ、11.25%にすることを決めた。全会一致で9月に比べて利上げペースを加速させ、追加利上げの可能性にも含みを残す一方、インフレ対策として財政規律が必要との見解を示した。