飲料にメタノール混入か、ラオスで外国人観光客6人が相次ぎ死亡…日本大使館も注意呼びかけ
【ハノイ=竹内駿平】ラオスの観光地バンビエンで、メタノールの混入した飲料を飲んだとみられる外国人観光客6人が相次いで死亡し、各国が自国民に向け注意を促している。
ロイター通信などによると、6人はいずれもバンビエンを訪れた後にメタノール中毒とみられる症状に見舞われたという。国籍は豪州とデンマークが各2人、米国と英国が各1人。豪州の2人は19歳の女性だった。
ラオスではブランド品に似せた酒や密造酒が問題となっており、米英豪など各国は改めて注意喚起を実施。在ラオス日本大使館によると、日本人の被害は確認されていないが、22日、ホームページで、認可を受けた酒屋などで酒類などを購入するよう呼びかけた。
バンビエンは首都ビエンチャンから北に約110キロ・メートルの自然豊かな観光地で、近年、バックパッカーなど若者の人気を集めている。