兵庫県相生市の相生湾で、大ぶりで知られる冬の味覚、養殖カキの水揚げが本格化しています。 　近畿地方有数のカキの産地である相生湾の沖合には、養殖用の「いかだ」が並びます。 　クレーンを引き上げると、ロープに付いた殻付きのカキが次々と姿を現します。 　瀬戸内の豊富なプランクトンと程よい潮の流れに育まれるカキは、身が大きくて調理しても縮みにくく、濃厚な味わいが特徴です。 　生産者によりますと、当初は小ぶりでしたが、海水温度の上昇で身が引き締まったカキに成長したといいます。 　カキは「むき身」のほか殻付きでも販売され、来年春ごろまで全国に出荷されます。