40歳以上の初期流産率は30%以上…産婦人科医が明かす「高齢出産」2つの壁
年齢が高くなるほど、リスクも高くなるから…
年齢別のARTの実績を見るとやはり年齢とともに妊娠率や生産率(生きて生まれる率) が下がり、逆に流産率は年齢とともに上がっているのがわかります。 だからこそ、私は中学・高等学校での保健体育の授業でも(居眠りしがちですが......)、生理的に妊娠適齢時期があること、卵子の数には限りがあることを積極的に教えてほしいと思っています。
遠藤先生から伝えたいこと
・現状の不妊治療ではやはり年齢の壁は否定できない ・なるべく早いうちに不妊症のリスクをチェックすることが大切 仕事と妊娠の関係には早く出産したくても状況が許さないなどの社会的な問題もしばしばはらんでいますよね。
【Profile】遠藤 周一郎
産婦人科専門医、医学博士。Ameba公式トップブロガー 。「専門的な知識をとにかくわかりやすく!」をコンセプトに開設したブログが評判を呼び 、2016年には産婦人科の知識をわかりやすくまとめた『妊娠・出産を安心して迎えるために 産婦人科医きゅー先生の本当に伝えたいこと』(KADOKAWA)を出版。小説家「藤ノ木 優」としても活躍中。
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