木更津総合の148キロ右腕が逆転打を許し、センバツ絶望的…春へ向けての課題は変化球の精度向上!
<令和6年度第77回秋季千葉県高等学校野球大会:専大松戸 5ー4 木更津総合>◇29日◇準々決勝◇千葉県野球場 試合スコア・バッテリー 夏の甲子園出場の木更津総合の148キロ右腕・川端 勝利投手(2年)があと一歩で力尽き、逆転負けをきっした。この試合は常時140キロ台の直球、スライダー、チェンジアップ、カーブを投げ分ける投球。4回に1点先制を許したが、粘り強く投げて立て直す。7回裏に1点を失ったが、8回も二死一、二塁のピンチを招く。ここで10球粘られ、11球目にライトへ適時三塁打。さらに勝ち越し打を打たれて計5失点だった。 5失点について「まだ直球に頼りすぎてしまい、自分の引き出しの弱さ、変化球の精度が課題となりました」と振り返る。夏の甲子園では148キロ。県大会では2試合を完投。ストレートも常時140キロ台を終盤まで維持しており、「先発として球速を維持できたのは秋の収穫となりました」と手ごたえを感じていた。 変化球の精度についても厳しい場面で投げたからこそ出た課題である。 「直球は自信になりましたが、打たれる場面を振り返るとしっかりと変化球を投げていれば抑えられたというケースがありました。投げられますが、まだ自信にしていないので、この冬の間でしっかりと磨いて、春では引き出しが増えた投球をしたい」 来年へ向けての課題を語った川端。県内屈指の右腕はこの敗戦を機にさらなる成長ができるか注目だ。