忘年会ピークで帰宅難民続出?『深夜の道路脇にワゴン車の列』熊本で新サービス続々登場
熊本放送
忘年会シーズンですが、皆さんはお酒を飲んだ後はどのように帰宅しますか?深夜の帰宅事情と、その対策を取材しました。※12月11日(水)放送 【写真を見る】忘年会ピークで帰宅難民続出?『深夜の道路脇にワゴン車の列』熊本で新サービス続々登場 ■バス?タクシー?それとも歩き? 記者「12月6日(金)午後11時です。金曜日を迎えた下通アーケードは多くの人で賑わっています」 「忘年会です!」 「ザ忘年会!(ーー盛り上がりました?)盛り上がりましたよ」 ほろ酔いで盛り上がる一方で、心配なのはこのあと。路面電車やバスの最終便も終わり、日付が変わった午前1時。タクシー乗り場には…長蛇の列が。 タクシーを待つ人 「(行列を見て)うわってなりましたよ!もう早く帰りたいですもん」 「(並んでいて)寒いです。それだけですね」 ■「予約すら取れない」原因は…? タクシーの配車担当者にとってこのシーズンはまさに戦場です。200台以上を所有するこのタクシー会社では、夕方になると配車依頼の電話が鳴りやむことはありません。 担当者 「本日はご予約はいっぱいでございます」 「その時間帯指定は厳しいですね」 もはや予約すら取れない状態。配車が思うようにいかない原因のひとつがドライバー不足です。 TaKuRoo 今村英敏代表「全体的に車が熊本市内で足りていない状況なので、我々も(タクシーを)手配するのはひと苦労しているという現状です」 熊本県タクシー協会によりますと、コロナ禍前には4000人以上いたタクシードライバーは、タクシー会社の倒産や収入減少の影響で離職も相次ぎ、11月には3600人ほどになっています。 〈県内のタクシードライバーの人数〉 ※県タクシー協会 2019年 4134人 2020年 4103人 2021年 3872人 2022年 3645人 2023年 3482人 2024年11月 3629人 また、ドライバーの高齢化や働き方改革の影響もあり、タクシーがどれくらい動いているかを表す実働率も、コロナ禍前と比べると10%以上減少し「車両はあるがドライバーがいない」という状態が続いているのです。