忘年会ピークで帰宅難民続出?『深夜の道路脇にワゴン車の列』熊本で新サービス続々登場
〈県内でのタクシー実働率の推移〉 ※九州運輸局 2019年 61.64% 2020年 48.52% 2021年 48.62% 2022年 49.08% 2023年 49.69% ただ、タクシー会社も手をこまねいているわけではありません。 今年4月から熊本市などの一部地域に1回500円の予約料金制度を導入。有料化で不確実な予約をなくし配車のロスを減らしました。 ■一般ドライバーが活躍『ライドシェア』 この他、タクシー会社の管理下で一般のドライバーが自家用車などを使い有料で人を運ぶ「ライドシェア」も導入しています。 乗客「金曜・土曜はタクシーがつかまらないこと多いので、タクシーが増える分にはメリットしかないかなと思います」 そして、業界をあげての取り組みも。 ■道路脇に並ぶのは…ワゴン車? 熊本市のタクシー協会が実証実験として12月限定でスタートさせた乗り合いジャンボタクシー『城下まちナイトライン』です。 熊本市タクシー協会 小山剛司会長「お客さまもそうだが、われわれも帰る時に(タクシーがなくて)不自由は感じていたので、街なかの活性化の部分でどうしても足を引っ張ってしまうようなことになる」 城下まちナイトラインは12月の週末、金曜日と土曜日の午前0時~2時まで10分おきに13便が運行。熊本市中心部の「水道町バス停」を起点に「水前寺駅通り」「神水町」「健軍四ツ角」の3ヵ所のバス停で降りることができます。 ※料金は一律1500円 利用者 「寒いので、待ち時間なく乗れるのはありがたい」 「(タクシーは)待っていても来ない。家に帰れるというのが有難いです」 深夜になっても帰れる手段があれば、街のにぎわいにもつながるのでは? 熊本市タクシー協会 小山剛司 会長「気持ちの余裕が出てくるでしょうから、急いで帰るというよりもゆっくり帰れる状況にはなるかもしれないです」 ■九州産交バスは『深夜バス』を運行 バス会社でも取り組みが行われています。 九州産交バスでは12月の5日間(6・7・13・14・20日)、5路線で深夜バスを運行させています。
〈深夜バス運行の路線一覧〉 ・松橋方面 水道町 午後11時45分発 ・山鹿方面 桜町BT 午前0時5分発 ・光の森方面 桜町BT 午前0時発 ・木山方面 桜町BT 午後11時45分発 ・戸島方面 桜町BT 午後11時45分発 12月6日(金)7日(土)では、あわせて約220人が深夜バスを利用したということです。
熊本放送