来たぞ、われらの『ウルトラマン』!20周年迎えるPS2の名作ACT【特集】
ミニゲームには「岩投げ」モードが存在し、怪獣「レッドキング」を操作して角度と距離を調整し、岩を出来るだけの遠くに飛ばす、本当に□ミニ□なボリュームの内容ですが、可愛らしいフォントや説明文の「投げろ!」から遊び心を感じられるゲームとなっています。
そして本作を語る際に忘れてはいけないのが「帰ってきたウルトラマンモード」でしょう。本モードは「ウルトラマンジャック(帰ってきたウルトラマン、新ウルトラマン、ウルトラマン二世)」を操作して原作の4エピソードから登場の怪獣・宇宙人と戦う内容となっています。
ゲーム本編の「ストーリーモード」と比べ、一部簡略化されている部分はあるものの、固有のモーションが用意されているほか、いわゆる「MATのテーマ(ワンダバ)」が聞けたり、原作再現として「キングザウルス三世」の角を「流星キック」で折れたりするなど、オマケとしては十分すぎる豪華さです。
なお、最後に「ウルトラ総進撃モード」もあり、こちらは「ストーリーモード」「帰ってきたウルトラマンモード」のうち1人のウルトラマンを操作して3分間、怪獣たち戦い続けるモードとなっています。ゲームに登場した「ウルトラマン」「帰ってきたウルトラマン」の怪獣が選出されるため、初代ウルトラマンでナックル星人と戦ったり、ウルトラマンジャックでベムラーと戦ったり、制限時間つきであるものの、クロスオーバーな戦いを再現できます。
筆者個人としては大満足ではあるものの、気になった点もいくつかあります。
まず、ウルトラマン操作時は○ボタンにガードと投げの両方が割り当てられており、プレイした感じでは敵との距離などを元に自動で切り替わるようなのですが、□投げたいのにガードしてしまった□ということもあれば、逆に□敵の攻撃が来そうなのに投げに入ってしまった□ということもありました。本作は使用するボタンが少ないので、できれば別ボタンに割り当てられていればプレイしやすかったなと感じます。