世界20か国がラブコール!にゃんにゃんにゃん「処方されたい」癒しの“猫ぐすり”
『猫ぐすり』の効能は?
猫を処方されて、登場人物が元気になる。やはり猫ごとに効能が違う? 「猫ありきというよりは、処方されるのは本当にどの猫でも正直いいかなと。この猫だから治せるとか、この種類の猫がこの悩みに合う、とかはないですね。普通の人が見れば、ただの猫なのに、悩みがある人が見ることで意味のあるしぐさに見えてしまう。 猫がただニャンと鳴いただけでも、悩んでいる人からしたら“会社行け”って言われた気がする、みたいな(笑)。実際には猫は何もしていないのに、勝手にその人が癒されて治っていくスタイルです」 日々の猫情報はリアル猫ではなく、ネットやSNSの動画などから収集しているという石田さん。実は強烈な鳥派(!)で、インコと文鳥を飼っているのだとか。 「猫と仲良しの鳥の話題を聞くと、そういうペアもいいなって心が動いたりします。違う種類同士のバディみたいな関係を作品に出したり。鳥は好きすぎて……作品にするのは難しいです。 “鳥はこんなことはしないよね。動きは、鳴き声は~”とかリアルに考えて、書けなくなってしまうかも(笑)。猫はキャラにしやすいし、アテレコもしやすい。今は楽しみながら猫のキャラを書かせてもらっています。 『猫を処方いたします。』第3弾は、今年の夏ぐらいに出る予定です。うまくいけば5冊ぐらい続けたいな」 意外にも鳥好きの著者さんだったけど、ツンデレな猫たちにはコレくらいの距離感がちょうどいいのかも? 次はどんな猫ちゃんが処方されるか待ちたい!
作品に登場する猫たち タンジェリン(1巻第4話より) メス/ラグドール/4歳 水色の瞳、白い毛に耳と目の周りに茶色のポイント。デザイナーの美意識にかなう上品かつ可愛い猫。ただし、可愛すぎて依存性が高く危険。 ミミ太(1巻第5話より) オス/スコティッシュフォールド/生後5か月 追いかけると逃げることあり。目も体も丸々としていて、薄茶色の模様。きな粉をまぶしたおはぎそっくり。猫じゃらしで遊ぶのが好き。 虎徹(2巻第1話より) オス/ベンガル/4か月 まさに小さいヒョウ。素早い動き、活発な性格。トイレにはこだわりあり。ベビーフェイスのスーパーモデルの異名を持つ。 みちこさん(2巻第2話より) メス/メインクーンの雑種/年齢不詳 白黒のぶち模様に長い毛。耳毛ふっさふさの巨大猫。ぶすっとした表情で動じない大物感あふれる性格。 ※一部猫抜粋