東洋大の石田洸介がラスト箱根路で雪辱へ「その1秒を削り出す走りに注目していただきたい」…ナイキ発表会見
第101回箱根駅伝(来年1月2、3日)で、前回4位からさらなるジャンプアップを狙う東洋大の石田洸介(4年)、駒大の桑田駿介(1年)、中大の柴田大地(2年)、東海大の兵藤ジュダ(4年)が6日、都内で行われたナイキの「EKIDEN PACK」コレクション発表会見に出席。シューズの印象について、石田は「これまでにない大きなグラフィックで炎を表現しているところがとても斬新で、レースへの闘争心を駆り立ててくれるようなデザインが気に入っています」と笑顔で話した。 石田は福岡・浅川中時代に1500メートル、3000メートル、5000メートルの3種目で中学日本記録をマーク。群馬・東農大二高では5000メートルで16年ぶりに日本高校記録を更新した。東洋大でも1年時に出雲駅伝5区、全日本大学駅伝4区で区間賞を獲得。世代トップランナーとして活躍していたが、2年時の箱根2区で19位と苦戦し、3年時は3大駅伝すべて欠場した。学生ラストイヤーの今季は5月の関東学生対校1万メートルで、高校3年以来、4年ぶりの自己ベスト記録となる28分8秒29で6位に入賞。しかし11月3日の全日本大学駅伝は6区21位と奮わず、チームは13位だった。 石田は現在のコンディションについて「少し夏合宿中に故障が長引いたことで、全日本は惨敗に終わりましたが、今は練習を積むだけという状況です」と説明。「これから箱根駅伝に向けてしっかりと練習を積んでいきたいと思います。箱根駅伝では鉄紺らしい粘りの走り。その1秒を削り出す走りに注目していただきたいと思います」とリベンジを誓った。
報知新聞社