詐欺疑いで逮捕の中国籍会社役員の男性ら3人、不起訴処分に 京都地検
京都地検は25日、他人に利用させる目的を隠して法人口座を開設したとして、詐欺容疑で逮捕された京都市伏見区の中国籍の男性会社役員(56)と、中京区の男性会社役員(63)、宮崎県日南市の無職男性(39)をいずれも不起訴処分にした。処分の理由は明らかにしていない。 3人は、共謀して4月26日、兵庫県内の金融機関で他人に利用させる目的で合同会社名義の口座を開設し、通帳とキャッシュカードをだまし取ったとして、今月4日に京都府警に逮捕された。 府警は、男性会社役員らが法人口座を売却する目的で活動実態のない会社を設立し、口座を購入した犯罪グループが詐欺被害金の振込先に使うなどしていたとみて捜査を進めていた。