『東京サラダボウル』脚本は『サバカン』金沢知樹 中村蒼、武田玲奈ら新キャストも発表
2025年1月7日よりNHK総合で放送されるドラマ『東京サラダボウル』の脚本家と新キャストが発表された。 【写真】『東京サラダボウル』新キャスト 本作は、『クロサギ』の黒丸による原作漫画『東京サラダボウルー国際捜査事件簿―』を実写ドラマ化した社会派エンターテインメント。国際捜査の警察官・鴻田麻里と中国語通訳人・有木野了が、70万人の在日外国人が暮らす東京で様々な事件に巻き込まれていく模様を描く。 ある日、有木は、容疑者聴取を終えた昼下がり、新宿のど真ん中で“サソリ”を食らうミドリ髪の女性を目にする。彼女の正体は国際捜査の警察官・鴻田麻里。外国人も日本人も関係なく、ぐいぐい人への興味を示す鴻田に対し、できるだけ他人と距離を置きたい有木野は、とても異なる者同士。しかし失踪した観光客の捜索から、国を跨いだ密輸ビジネスに至るまで様々な案件の捜査の合間、各国の食を共に食べるうちに、“胃”の合う絶妙コンビに変化していく。ある時ふたりは、オーバーステイになった在日外国人を狙う「ボランティア」なる組織と対峙することに。それによって“パンドラの箱”は開き、鴻田は有木野が過去に抱えていた悲劇に直面する。 国際捜査官の鴻田麻里を奈緒、中国語通訳人・有木野了を松田龍平がそれぞれ演じる。 脚本を手がけるのは、『半沢直樹』(TBS系)、映画『サバカン』、Netflixシリーズ『サンクチュアリ』などの金沢知樹。金沢は「黒丸先生の渾身の作品。身の引き締まる想いで、スタッフの方々と何度も話し合い丹念に作りました」と本作への意気込みを明かしている。 新たに発表されたキャストは16名。有木野了(松田龍平)の心に生きる最愛の人・織田覚役を中村蒼、日越をつなぐ使命感に燃えるベトナム語通訳人・今井もみじを武田玲奈、鴻田麻里(奈緒)と競り合う巡査部長・杓野玲央を中川大輔、人身売買ビジネスに手を染める謎の青年を絃瀬聡一、鴻田麻里を“推す”活発な新人警察官・広田カナをノムラフッソ、もみじに恋するピュアで快活な英語通訳人・黒須雄介を関口メンディー、有木野了と織田覚の関係を知るバーテンダー・張柏傑に朝井大智、過去の事件の傷を抱える警視庁のエリート刑事・八柳隆太に阿部進之介、元マル暴の係長・太良尾保に平原テツ、通訳人チームを愛情深く率いるシンハラ語通訳人・清宮百合をイモトアヤコ、国際捜査係(コクサイ)の“ボス”飯山修を皆川猿時、“鍵”を握る刑事・阿川博也を三上博史が演じる。 また、海外からも4名がキャストに名を連ねており、ドラマの序盤に描かれる未成年略取誘拐事件のエピソードで登場する王建斌役を張翰、鴻田麻里と有木野に出会い夢を抱く留学生・沈一諾役を許莉廷、第1話に登場する物語の“謎”となる女性キャンディー役を喬湲媛、第5話に登場するティエン役をNguyen Truong Khangがそれぞれ演じる。 金沢知樹(脚本)コメント 脚本を務めさせていただきます、金沢です。『東京サラダボウル』は、社会問題や人間の機微をこれでもかと、ふんだんに、ひたひたに、練り込んだ黒丸先生の渾身の作品。身の引き締まる想いで、スタッフの方々と何度も話し合い丹念に作りました。といいながら、いまも作ってる途中ですが。 観ていただける方に、その想いが届くことを願って、今日も筆を進めます。
リアルサウンド編集部