ロシア「ボリショイサーカス」の日本公演を手がけてきた、サーカス・インターナショナル・アーツが破産
サーカス・インターナショナル・アーツ(株)<旧商号・ボリショイサーカス・インターナショナル(株)>(TDB企業コード:236040538、資本金1000万円、東京都千代田区西神田3-3-6、代表中山雅順氏)は、2月7日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。 破産管財人は工藤竜太郎弁護士(東京新生法律事務所、東京都中央区日本橋人形町1-6-2、電話03-3808-0771)。債権届け出期間は3月6日まで。 当社は、2019年(平成31年)1月に設立。ロシア「ボリショイサーカス」の日本公演の企画・招聘・制作などを行っていた。ボリショイサーカスは、かつて世界各国で公演が行われており、一時は約4000名のアーティストとスタッフ、6000頭以上の動物、約70カ所の常設・仮設劇場をもつ、世界最大規模のサーカス組織とされていた。日本国内では、東京・横浜・千葉等の大都市圏をはじめ、地方都市でも公演が行われ高い知名度を有していた。 しかし、近年は新型コロナウイルス感染拡大の影響による大規模イベントの中止や、渡航制限による海外アーティストの興行見送りなどが発生。加えて、ロシアがウクライナ侵攻を開始したことで、同国を巡る国際情勢が悪化し、ボリショイサーカスの企画・実行が困難となっていた。 負債は債権者約10名に対し約9775万円。