"I'm sorry"では「軽い謝罪」と受け取られる恐れ…ビジネス上正しい「おわび申し上げます」の英語構文
■カナダ人の友だちから「My bad!」と言われた衝撃 英語が苦手だった僕がネイティブが使う英語にはじめて衝撃を受けたのは留学中にできたカナダ人の友だちとのやりとりでした。 彼が僕との待ち合わせに少し遅刻したとき、「My bad!(すまん!)」というフレーズを使っていたんです。謝罪のフレーズなんて「I’m so sorry.」しか知らなかった僕は、「カジュアルな場面だとそんな簡単な言い方ができるんだ!」と目から鱗でした。 後日、彼に対して「My bad.」を使ってみたら、なんだか一気に心の距離が縮まった気がして、とても嬉しかったことを覚えています。 では「 I’m sorry.」以外にどのような謝罪の表現があるのでしょうか。英語で謝るというとまず「I’m sorry.」を思い浮かべる方が多いかもしれません。でもほかにもいろいろな言い方があるんです。実際にネイティブがよく使う、謝罪の気持ちを伝えたいときの表現をまとめてみました。 強い謝罪の気持ちを伝えたいときに使える表現 ○Please accept my deepest apologies.(心よりお詫び申し上げます。) ○Please forgive me.(お許しください。) ○Please accept my apologies.(お詫び申し上げます。) ○I’m so sorry.(本当にごめんなさい。) 謝罪の気持ちを伝えたいときに使える表現 ○I’m sorry.(ごめんなさい。) 軽い謝罪の気持ちを伝えたいときに使える表現 ○Sorry.(ごめん。) ○My bad.(すまん。) 「Sorry.」と「My bad.」はカジュアルな表現です。カジュアルな言い方ができる関係性の相手に使いましょう。
■欧米では「許せない気持ち」を伝えることも大事 自分が謝罪を誰かにしたときに、それを相手はどう受け止めたのか。謝罪に対する英語の返事の仕方を覚えておくのもコミュニケーションには重要です。また誰かから謝罪を受けたときに、自分はそれをどう思ったのか英語で返事はできますか? 欧米では自分の意見をきちんと主張することが求められると聞きます。だから許せないことには許せない気持ちを伝えることも大事なんです。 許す場合 ○No problem.(問題ないよ。) ○It’s all right.(大丈夫だよ。) ○Apologies accepted.(謝罪を受け入れるよ。) ○Please be careful next time.(次は気をつけてくださいね。) 許さない場合 ○I’ll never forgive you!(絶対に許さない!) ○I’m done.(もうやってられない。) ○How dare you!(よくもまあ、そんなひどいことを!) ○What’s the matter with you?(どうかしてるんじゃない?) ぜひ英語のさまざまな謝罪表現を覚えて、適切な場面で使えるようにしてみてくださいね。 ちなみに英語で謝罪をする場合、相手が怒っているときもあるかもしれません。 謝罪のときに適切な対応がとれるよう、英語の怒りの表現も抑えておきましょう。 ○I’m angry.(怒っている。) ○I’m steamed up!(とても怒っている!) ○I’m livid!(キレてる!) ○I’m at the end of my patience!(我慢の限界だ!) *このフレーズでは"patience"の代わりに"rope"も使えます。 ○My patience has run out!(もう我慢できない!) ○That does it!(もうおしまいだ!) ○I’m done!(もういい!) まずは短いフレーズから覚えて、英語の表現の幅を広げてみてくださいね。 ---------- こあらの学校(こあらのがっこう) 英語学習インフルエンサー オーストラリア在住のこあたんが校長の「世界中どこでも楽しく生きられる」を目指す学校。楽しく、分かりやすく英語を学べるイラストをX(旧Tiwtter)及びInstagramで毎日発信。大人になるまで海外経験がなく、もともとは英語に苦手意識があったこあたんだからこそ分かる、英語学習者が本当に知りたいポイントを伝えている。特にXは一目で内容が分かる可愛いイラストとシュールな面白さが支持され、フォロワー数は77万人超。 ----------
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