キッチンカーで家計を支えながら…息子のためにスケボーパークを建設 骨折しても熱があっても毎日練習 夢は「オリンピック選手」
しかし、会場に母・ももよさんの姿はありません。ももよさんは津市内でキッチンカーの営業中、ハンバーガーを作りながらWebで試合の様子を確認していました。 (瑛吉くんの母・ももよさん) 「仕事があるのもそうだけど、絶対会場では見られない。怖くて…」 パーク作りの借金も返さなくてはならないため、仕事をしながら声援を送ります。いよいよ瑛吉くんの出番。この時点で6位の選手の75.77点を超えれば決勝戦に進むことができますが、今までの最高点は68.77点。自己ベストの更新が必要です。 序盤2つの技を落ち着いて決めた瑛吉君でしたが、その後のボードを半回転させて着地する技は失敗。骨折した腕はギプスのまま、それでも懸命に挑戦します。結局、思い通りの演技はできないまま45秒が終了しました。 (小学6年・斉藤瑛吉くん) 「悔しいです。でも、最後に楽しく滑れたと思う。ここまで来させてくれたのも、お母さんだからありがとうという気持ち」 結果は残念ながら予選落ち。次は、中学で日本一を目指す決意を新たにした瑛吉くんでした。 (瑛吉くんの母・ももよさん) 「風や骨折でも諦めないで行ったところが一番瑛吉のすごいところだと思う。(Q.帰ってきたらどう声をかけたい?)とりあえず抱きしめてやろうと思う」 今日も、あのスケボーパークで瑛吉くんは家族と一緒に夢を追っています。 CBCテレビ「チャント!」1月17日放送より
CBCテレビ
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