落合博満32歳が批判「えっ? 原辰徳とオレで釣り合うかって?(ニヤリ)」巨人電撃トレードの噂をバッサリ…「落合は巨人ドラ2だった」説の真相まで
「落合は巨人ドラ2だった」説の真相
結局、80年代、幾度となく落合の巨人移籍はマスコミを賑わせながらも、実現することはなかった。なお、野球ファンの間で都市伝説的に語られている「巨人が江川事件で1978年ドラフト会議をボイコットしていなければ、落合は2位で指名されていた」というのは有名な話だが、ドラフトから数年後に元巨人スカウトの内堀保が当時の内情を語っている。 「私は落合を推したが、上層部には有名チーム出身で、しかも名前の売れた選手を好む傾向があって、次の年に原を指名(※引用者注、原は翌々年の1位指名)するふくみで、江川、森(繁和)と投手がトップ候補となった。結局江川問題で、巨人はドラフト会議をボイコットするのだが、もしドラフト会議に出席しても二位までに落合は指名しなかっただろうな」(月刊プロ野球ニュース1986年4月6日号) なんと、本人たちの意思がまったく関与しないところで、プロ入り前から落合と原の運命は一瞬だけ交差していたのである。 <前編から続く>
(「ぶら野球」中溝康隆 = 文)
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