プライベートブランドの肉に豊富な総菜が魅力 国内外104店展開の「ロピア」北海道に初進出 周辺はスーパーがひしめく激戦区…迎え撃つライバル店は新サービスに活路 消費者は期待感
2024年7月に閉店した札幌市北区の「イトーヨーカドー 屯田店」のあとに、北海道初進出の「ロピア」がオープンする。 【画像】札幌のスーパー激戦区 周辺は多くのスーパーが立地する激戦区。さまざまなサービスが過熱しそうだ。
「コスパ最強」ロピア
「ロピア」は関東を中心に国内外104店舗を展開する、「コスパ最強」をうたうスーパーだ。 スーパーロピアはもともと精肉店からスタートしたとあって、2種類のプライベートブランド牛を扱っている。 また、種類豊富な総菜も魅力。一番人気のピザは店内で焼き上げ、まとめ買いすると割引サービスも。 その他にも巨大な手作りシューマイやハンバーガーなど盛りだくさん。寿司はバラ売りで1貫から購入できる。
膨らむ地元の期待感
北海道初進出のスーパーに、地元の人たちの期待も膨らむ。 「お肉といえば焼き肉が好き」 「大量に買って冷凍して、いつでも使えるようにしたい」 「スーパーの総菜に頼ることが多いので、種類がたくさんあるならすごく助かる」 「自分があまり作らないような総菜があるといい。特にこれから、クリスマスや正月に期待する」 「行列は苦手だけど、家族に『行け』と言われている」(いずれも地元の人)
対策を講じるライバル店
「ロピア」が出店する札幌市北区の屯田地区は、その他6店舗のスーパーが立地する激戦区。いわば“黒船”の襲来に、ライバル店ではさまざまなサービスを打ち出している。 「北海市場 屯田店」では、ネット宅配を始めた。 「『ロピア』がオープンすることの対策と、『イトーヨーカドー』がやっていたネット宅配がなくなり困っている人を何とか手伝いたいと始めた」(北海市場 屯田店 斉藤亮彦店長) 月額550円で何回利用しても配送料が無料に。午前10時までの注文で、当日の午後5時までに配達される。自宅に鍵付きのロッカーが設置され、留守でも安心だ。 また、商品の品ぞろえでも工夫をしている。 「他社との差異化は、常に意識しながらやっている。生鮮品は魚の種類をたくさん置いている。食品も他社には置いていないような調味料などを強みとして広げていきたい」(斉藤 店長) 対抗策を講じるスーパーは他にも。 「スーパーエース 屯田店」では、「ロピア」のオープンに合わせて4日間セールが行われる。 有田ミカンは1袋646円で販売されているが、セールでは6袋分1058円に。 鮮魚コーナーではサケの半身1382円が1058円に。 その他にも、価格が気になる卵やカップ麺などがお得に。 「ミカンが安い。『ロピア』に行ってみたいと思うが、あとは品物を見てから」(買い物客) 注目の「ロピア 屯田店」は11月23日午前9時オープン。スーパー激戦区のサービスは、ますます熱を帯びそうだ。
北海道文化放送
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