体から異臭 ヘアは伸び放題 手入れされていないプードルが大変身 トライアル2日目「ここが私の家なのね」
2024年1月、犬保護団体・restertdog LIEN(以下、リアン)が推定3歳ほどの1匹のメスのプードルを引き取ることにしました。後につけてあげた名前は「アーニャ」。 【写真】ボロボロだったアーニャがこんなにかわいく! 全く手入れをされていない様子で全身から異臭が漂い、自慢のヘアも伸び放題。どういうわけか頭の上だけは短くカットしており、なんだか変です。 スタッフはそんなアーニャをトリミングサロンへ連れていき、きれいにカットしてもらいました。 見事大変身したアーニャは預かりボランティアさんの家で過ごすことになりましたが、「これして」「あれして」という要求吠えが多く、いかにも甘えん坊の家庭犬らしい性格。こんなにかわいいアーニャが飼育放棄されたことを思うと、胸が苦しくなりますが、預かりボランティアさんは「今度こそ優しい人と巡り会おうね」とその体を撫でてあげました。 アーニャは要求吠えをするものの、かと言って問題となるような行動を見せず、普段は臆病でおとなしい性格です。 と思いきや、なかなか計算高い一面も持ち合わせており、与えたお菓子を隠したり、安全地帯となる「人の体の上」に籠城したりします。そのずる賢さもまたかわいく、「あざと女子」とも呼ばれるようになりました。 そんなアーニャのもとに吉報が届きました。「迎え入れたい」という優しい夫婦からの申し出で、トライアルが始まりました。
トライアル2日目で「ここが私の家なのね」
トライアル2日目にしてすっかり馴れ、「ここが私の家なのね」と言わんばかりに部屋中を駆け回るようになったアーニャ。後に正式譲渡となり、見事幸せをつかむことになりました。 預かりボランティアさんに送られてきた写真のアーニャは、「私、『ずっとのおうち』をつかむことができたんだ! 今すっごく幸せだよ!」と言っているように見えました。ずっと世話した預かりボランティアさんは「本当に良かった」と、心から祝福しました。 そのかわいらしい性格のまま、いつまでも幸せに過ごしてほしいと願う預かりボランティアさんでした。 (まいどなニュース特約・松田 義人)
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