残布の再利用に、アップサイクル素材も。環境にも自分にも心地よい“SDGsなスーツ”という選択
SDGsに貢献するモノ選びで環境配慮を、なんて堅苦しく考える必要はない。 いつものスーツ選びの視点を少し変えるだけで、環境にも自分にも心地よい選択ができるのだ。 ▶︎すべての写真を見る
環境にも人にも優しい自然の恵み
「麻布テーラー」 生地のフィニッシュ工程に一般的な薬品ではなく、蜜蝋を用いることで環境に配慮したタリア・ディ・デルフィノ社の「ハニーウェイ」生地を使用。 カシミヤ混フランネルのため驚くほど柔軟、そして極薄の芯材使用で軽やかさも十分だ。
機能性に優れたアップサイクル素材を使用
「エコアルフ」 持続可能性をミッションに掲げるエコアルフ。日本限定コレクション「アクト」のセットアップは、ペットボトルなどの資源を再利用したアップサイクル素材を使用。 4-WAYストレッチ&イージーケアという、優れた実用性も見逃せない。
役目を終えた魚網が骨太な服地として蘇る
「ヒューベント」 ブランドコンセプトは“労働者の服”。こちらはミリタリーやワークを感じさせるデザインを採用し、生地には魚網からなるリサイクルナイロンを用いる。 セットアップの雰囲気にマッチする、光沢を抑えたコットンライクな表情だ。
未来と過去が共存するタイトフィット
「ユニバーサルランゲージ」 着終わったスーツを店頭で回収し、製造過程で発生する残布とともにファクトリーで服地へと再生させる「ウェアシフト」シリーズのリサイクルウール製スーツ。 ラウンドしたフロントカットやサイドベンツなど、ディテールはクラシックだ。 清水将之=写真 与那嶺龍士=スタイリング 竹石安宏=文 菊地 亮=編集
OCEANS編集部