【ソフトバンク】栗原陵矢、直近5試合19打数8安打と復調兆し 監督「逆方向へ伸びる打球が」
<ソフトバンク-オリックス>◇12日◇平和リース ソフトバンクは鹿児島・平和リースでの試合がグラウンドコンディション不良のため今季初の試合中止となった。この日は同市内の室内練習場で汗を流した。 復調の兆しを見せているのが栗原陵矢内野手(27)だ。小久保裕紀監督(52)は「反対方向に打球が伸びるようになってきた。反対方向にも押し込みができているような気がします」。栗原は打撃不振に陥り、一時は打率1割台を下回った。だが、直近5試合では19打数8安打、打率4割2分1厘と状態は右肩上がり。8安打中7本が中堅から逆方向へ放ったもの。指揮官は「逆方向へ伸びる打球が増えてきたのは、1ついい兆しだと思います」と話した。 以前に村上打撃コーチも「下半身にしっかり力が伝わってきている。微調整を自分でもずっとやってきていた。苦労してきた分、上がってきましたよね。これからもっといい笑顔が見られますよ」とも語っていた。 チームは現在5連勝中と勢いに乗る。貯金「14」は両リーグ最多で首位を快走。3番柳田、4番山川、5番近藤のクリーンアップの後を打つ栗原が完全復調すれば、打線にももっと厚みが増すはずだ。