渡邊雄太が入団会見「ユウキとの約束がなくても…」千葉Jへ移籍した理由明かす
8月27日、渡邊雄太の千葉ジェッツ入団会見が行われ、移籍先を千葉Jに決断した理由や、10月に開幕するBリーグ2024-25シーズンへ向けた意気込みを語った。 史上2人目の日本人NBAプレーヤーとして、世界最高峰の舞台で6シーズンにわたってプレーしてきた渡邊は、昨シーズン終盤にメンタル面の不調から欠場が続き、自身のSNSアカウントを通じて残り1年の契約を破棄して日本へ帰国することを発表。パリオリンピック直前の7月11日に千葉ジェッツと契約合意したことが発表されていた。 スーツ姿で壇上に上がった渡邊は、「どのチームよりも僕に対して熱量をくださったと感じました」と移籍先を千葉Jに決断した理由を明かし、交渉の過程で「(メンタルの不調は)センシティブな問題なので、話しにくいのが普通だと思いますけど、そこを全力でサポートしたい、バスケットを十分楽しめる環境を作っていきたいと強調して言ってくださったたのが千葉ジェッツだけだった。それが大きな理由」と説明。 かつて「いつか一緒にプレーしたい」と言葉をかわしていた富樫勇樹や、今年完成した新ホームアリーナのLaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)の存在も魅力的であったことを認めつつ、「アリーナや勇樹との約束がなくても、僕はジェッツを選んでいただろうなと。それくらいの熱量をいただきました。このチームでこのユニフォームを着てプレーできることをすごく光栄に思っていますし、一緒に優勝目指して頑張って行きたいなと思ってるので、今後とも応援よろしくお願いします」と話した。 パリ五輪後の休暇を経て、この2日間はチーム練習にも参加しているといい、「(五輪前に負った)怪我は問題なくやれているのですが、コンディションの方はしばらく休んでいたこともあって、少し落ちてしまっている部分がある。プレシーズンゲームでプレーできるように調整中です」と現状も明かした。 高校時代以来となる日本での生活となることもあり、「僕にとっては全てが初めての経験。全ての面でBリーグを楽しんでいけたら」と期待感も口にし、Bリーグ参戦1年目のシーズンへ向けて「僕は選手なので、プレーでリーグを盛り上げていかなければいけないと思っている。NBAで経験してきたこと、日本代表として海外でプレーしてきたことを、しっかりとチームメートやリーグに還元できるように、高いレベルのプレーをコート上で発揮していけたら」と力を込めた。
BASKETBALL KING