【HiHi Jets高橋優斗 事務所退所】“ジュニアの圧倒的センター”で異例の抜擢相次ぐ 役者経験多数・3年連続始球式・MC担当…新境地切り開いた軌跡
【モデルプレス=2024/09/30】HiHi Jetsの高橋優斗(※「高」は正式には「はしごだか」)が、2024年10月1日をもって、株式会社STARTO ENTERTAINMENTを退所することが9月19日に公式サイトにて発表された。ここでは、グループの枠にとどまらずジュニアを牽引し、異例の抜擢で新たな道を切り開いてきた高橋の歩みをまとめる。情熱たぎらせ走り抜けた9年間のアイドル人生で彼が残したものとは。 【動画】HiHi Jets、1000万回再生を突破した自己紹介ラップ ◆高橋優斗、2015年入所でHiHi Jetsのメンバーに 1999年11月15日、横浜市に誕生。小学生から事務所入所まで野球に打ち込む日々を過ごし、中学3年生で野球を引退後、2015年に芸能界入り。同期には、ラウール(Snow Man)、岩崎大昇((※「崎」は正しくは「たつさき」)/美 少年)、佐々木大光(7 MEN 侍)、黒田光輝(少年忍者)がいる。 2016年4~5月の『ジャニーズ銀座2016』に、岩崎、今野大輝・佐々木(7 MEN 侍)らとジュニア内ユニット・Classmate Jのメンバーとして出演。その後、7月14日に行われた『テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION開幕直前イベント』にHiHi Jetsのメンバーとして出演して以降は同ユニットのメンバーとして活動していくことに。 HiHi Jetsはその後もメンバーやグループ名の変更を幾度と経て、2018年『ジャニーズ銀座』にて作間龍斗の加入が正式発表され、ここから5人で伝説を作り上げていくことになる。HiHi Jetsはローラースケートを武器の1つとしてパフォーマンスする集団のため、ローラースケートの習得は必須だった。既に活動していた井上瑞稀、橋本涼、ローラースケートの才能を見出されスカウトされた猪狩蒼弥、何でも器用にこなす作間龍斗と比べ、未経験の状態から加入した高橋は彼らと並び、グループのパフォーマンス力を下げないために陰ながらし続けた努力は計り知れないものだろう。恐怖心や怪我なども乗り越え、今では堂々と誰よりも力強いパフォーマンスで魅了し、センターを任されることも多い。危なかっしい場面も時折あるが、臆することなくステージに立ち続けていた。 5人での始動直後からライブ活動に精力的に取り組み、チケット即日完売の公演が続出。5人の自己紹介ラップを取り入れた『だぁ~くねすどらごん』を初披露したシアタークリエ、『テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION』の応援サポーターとしてEXシアターでの公演、事務所の夏の風物詩とも言えるTOKYO DOME CITY HALLでの『Summer Paradise』と、ファンを巻き込みながら一歩ずつ会場の規模を広げ、着実にグループの力をつけていった。 ◆高橋優斗、ジュニア最前線で躍進 2021年、代々木第一体育館にて初の単独アリーナ公演『HiHi Jets Concert 2021~五騎当千~』を開催。ここで初披露したローラースケートを履きながらの激しいダンスナンバーである新曲『FRONTLINE』は「俺たちこそFRONTLINE」という歌詞が物語るように、5人が最前線で前へ進み続ける覚悟と力強さが印象的だった。2023年に開催した初の全国アリーナツアー『HiHi Jets Arena Tour 2023 BOOOOOST!!』。タイトルの『BOOOOOST!!』には、グループとしても個人としてもジュニアの枠にとどまらない勢いを大事にしたいという想いが込められている。猪狩が総合演出をしたほか、メンバーそれぞれがコンセプトを掲げ、セットリストを構成し、高橋は後輩とともにコントを繰り広げるなど個性の光るソロパートで会場の笑いを誘った。 惜しくも5人として最後のステージとなってしまった『HiHi Jets Arena Tour 2024 BINGO』では、5都市での開催と大幅に観客動員数を増やし、全国のHAFを魅了。ローラースケートのほかにもフライングやユニットコーナーなどバラエティーに富んだ構成に。多くのファンに愛される楽曲に育った『Mrs.Flamingo』で高橋はラップ詞にも挑戦し、ジュニアのYouTubeチャンネルで公開されるとパフォーマンスが話題となるなど、同ツアーでグループとしても個人としても新境地を見せた。HiHi Jetsのライブでは、とにかくH・A・Fの声出しと盛り上がり方が桁違いなのが特徴の1つと言える。その雰囲気を作り上げているのは紛れもなく高橋。野球部譲りのよく通る声で「どーもー」と呼びかける挨拶や煽りで会場の一体感を高めていた。その声はライブ会場を盛り上げただけではなく、メンバーを鼓舞していたことだろう。 5人のライブで最後の披露する楽曲として選ばれ、MVも制作された『Eyes of the future』や2024年に行われたツアー『BINGO』で初披露した最新曲『TODAY』などグループのオリジナル曲はすでに30曲以上。バラエティに富んだ楽曲でライブを彩った。9月29日現在、ジュニア公式YouTubeにて公開されている『HiHi Jets 紹介ラップ』の動画再生数が1000万回を超えるなど、多くのファンに愛される楽曲の数々で多彩な一面を魅せた。 ジュニアながらの勢いはライブだけにとどまらず、2023年放送のバラエティー番組 『1クールジャ終われない!』からレギュラー化したグループの冠番組『HiHi JetsのHiしか言いません!』(テレビ東京系、毎週日曜深夜1時25分~/2023年7月~9月は『もう1クールでハイ上がれ!』として放送)、2022年から放送のグループの冠ラジオ『HiHi Jetsのラジオだじぇっつ!』でも発揮。持ち前の明るさとトーク力を活かして番組を盛り上げていただけではなく、高橋は最年長としての頼もしい姿を見せる一方で、少年のような無邪気さも持ち合わせ、ここでしか見られない5人の貴重な姿やメンバーの素を引き出していた。 ◆高橋優斗、ジュニアとして異例の抜擢続く アーティストとして飛躍する一方で、高い演技力にも注目が。24時間テレビ『盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~』(日本テレビ系/2016年)で初ドラマ出演ながら繊細な心情を自然体に演じた。 2019年にオーディションを経て役を掴み取ったという『恋の病と野郎組』(日本テレビ系/2019年、2022年)では、同じくジュニアのメンバーとともに主演を担当。明るく天真爛漫で猪突猛進なキャラクターを全身全霊で表現し、役者としての頭角を現す作品の1つになっただろう。後に同作のSeason2として続編が地上波で放送されるなど多くのファンに愛され、親しまれるキャラクターと作品を築き上げる。『ポイズンドーター・ホーリーマザー』(WOWOW/2020年)では、連続殺傷事件を起こすという難役を見事に怪演、『彼らを見ればわかること』(WOWOW/2020年)では女優・中山美穂の息子役を演じ、『SUITS/スーツ2』(フジテレビ系/2020年)では地上波ゴールデン帯、月9初出演で先輩・中島裕翔との共演に注目が集まった。世間にその名を知れ渡らせたのは『#リモラブ~普通の恋は邪道~』(日本テレビ系/2020年)では、ストーリーテラーのような役どころを見事に演じきり、コロナ禍を象徴とした同作ではマスクを付けたままの演技が多く、その特徴的な目と眉を存分に活かした高い表現力や女優・福地桃子との“バカップル”ぶりが話題を呼んだ。 井上、作間ともにトリプル主演を務めた『DIVE!!』(テレビ東京/2021年)では、水泳部の役を体を張って熱演。『彼女はキレイだった』(フジテレビ系/2021年)、『純愛ディソナンス』(2022年)でも存在感を示していた。2022年に放送された『全力!クリーナーズ』(ABCテレビ)にてグループ全員で主演を担当。近年は『勝利の法廷式』(読売テレビ・日本テレビ/2023年)で弁護士役、主演を務めた『君が死ぬまであと100日』(日本テレビ系/2023年)では、死ぬまでの余命が見えてしまう高校生役など幅広い役柄を演じ、カメレオン俳優ぶりを見せ、親しみやすさを感じさせるナチュラルな演技や振り切った姿などたしかな演技力で見るものを引き込んだ。また、2023年に放送されていたTVアニメ『フェ~レンザイ-神さまの日常-』(テレビ東京系)では、“犬系男子”のコウテンの声優を担当。活発で人懐っこい性格のキャラクターを声色豊かに表現していた。同作のオープニングテーマにはHiHi Jets『純情ウォーアイニー』が起用され、作品を彩った。 アーティストや役者としての域を越えた抜擢として、野球少年だった一面を活かし、事務所所属タレントが多数参加した野球大会や運動会ではこれまで培ってきたキャッチャーとしての実力や運動神経を見せ、話題に。2019年には、マイナビオールスターゲームのファーストピッチセレモニーを担当。メンバー4人に見守られ、東京ドームのマウンド立った。幼い頃から球場にも通い詰めていたというほど横浜ベイスターズ愛が人一倍強い高橋。近年では、2022年から3年連続で横浜スタジアムでのファーストピッチセレモニーを務め、試合を盛り上げたほか、解説席にもゲスト出演した。野球部で培った実力と愛情深さが実を結んだ結果を残した。 ◆高橋優斗、ジュニアを牽引する存在に グループ結成以降、ジュニアの中核的存在として活動してきただけではなく、『DREAM BOYS』『少年たち』『JOHNNYS’IsLAND』『JOHNNYS’World』などジュニアが一同に集結する作品では先頭に立ってまとめた。ジュニア合同のYouTube企画や2023年10月まで放送されていた『ザ少年倶楽部』など、メインMCを担うことも多い。 2023年に東西ジュニアが一堂に介した『わっしょいCAMP』では写真撮影をする場面で、約200人の出演者を仕切り、迅速にまとめ上げる姿も話題となっていた。取材時には集まった記者一人ひとりを気遣い、時にはお茶目な言動で取材現場を温め、時には真剣にまっすぐな言葉で溢れる熱い思いを丁寧に伝えていた。その飾らない人柄や別け隔てなく人と接する懐の大きさが多くの人に愛される所以の1つでもあるのだと感じた。 何事にも全力投球で情熱を持って、アイドルとして9年間を走り抜けてきた高橋。彼とともにまだ見ぬ景色をともに見ていきたかったと寂しさ感じているファンも多いだろう。だが、人生をかけた新たな夢を叶えるため大きな決断をした1人の男の勇気ある行動を称え、9年間の活動に労いの言葉を送りたい。どうか目指す未来、これから歩む道が少しでも明るいもので、たくさんの幸せで溢れる世界であることを切に願う。 ◆高橋優斗、STARTO ENTERTAINMENT退所発表 公式サイトでは、高橋の退所について「昨年、高橋本人から『事務所を退所し、これまで学んできた経験を糧に、新たなフィールドで人生をかけた大きな挑戦をしていきたい』と将来についての相談がありました」と2023年頃から相談があったと説明。「その後も高橋本人・HiHi Jetsメンバー・会社間で話し合いを続けた末、本人の意向を尊重し、新たな道へ高橋を送り出すという結論に至りました」と経緯を明かした。 「弊社としましても、高橋優斗自身が選択した環境で今後活動できることが最も大切なことだと考えております」とし「今後ともご支援いただけますと幸に存じます」と結んでいる。(modelpress編集部) 【Not Sponsored 記事】
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