「救急車を呼んでください!」東京駅で若い女性が人命救助→27歳の“現役医師アイドル”と発覚…本人が明かす“緊迫した現場”の知られざる裏側
まさか動画で撮影されていたとは…
――目の前に苦しんでいる人がいるとして。医療従事者でない一般の私たちに、できることはありますか? 北村 まず、周囲の安全を確保すること。私が初めて遭遇した現場のように、道路で誰かが倒れていたら、駆け寄った人も事故に巻き込まれる可能性があるので、近づいてよいのかを判断してほしいです。大丈夫であれば、肩をそっと叩き、手を握って「私が分かるなら、手を握り返してください」と声をかけて、握り返すかどうかで意識のあるなしを判断するのも1つの方法かと思います。人手が必要になる場面もあるので、大声で周囲の人にも協力を求めてほしいです。 ――人命救助の一部が動画で撮影されていると、現場では気づいていましたか? 北村 まったく気づいてなかったです。最初はTikTokにメンション付きの動画が流れてきて「見たことのある人がいる……」と思ったんです(笑)。アイドルではなく医師として、現場では必死に対応していたのでビックリしました。 ――メンションが付いていたということは、北村さんだと分かった方もいたんですね。 北村 たぶん、私のTikTokを元々知っている方だったと思うんです。アイドルとしてのファンの方であれば、認知できていたはずなんですけど、メンションを付けてくださった方のアカウントを見たら、知らない方でした。
ファンからは「本当に医者だったんだね」と…
――情報番組やネットニュースでも取り上げられて、反響はいかがでした? 北村 医師として研修病院へ行ったときに、後輩の研修医の子から「見ました」と言われました。医学部時代の先輩や同期からも連絡が来て、多くの方々の目に留まり「みんな知っているんだ」とビックリしました。 ――アイドルとしても、認知度アップのきっかけになったのではないでしょうか? 北村 TikTokの動画がXでも拡散されて、Xのフォロワーさんが1週間で3000人ぐらい増えて。ライブに来てくださるファンの方からは「本当に医者だったんだね」と言われました。病院内で白衣を着た動画もアップしているのに「信じてなかったのかな」と、ちょっと寂しくなりました(笑)。