安倍派元議員の告発状送付 報告書出さず、裏金支出先
政治団体の政治資金収支報告書を期限までに提出しなかったとして、神戸学院大の上脇博之教授は11日までに、自民党安倍派に所属していた今村洋史元衆院議員や、会計責任者だった名古屋市議らに対する政治資金規正法違反容疑の告発状を、名古屋地検に送付した。 団体は2年続けて提出を怠ったため、みなし解散団体となった。派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、安倍派が収支報告書を訂正した際に記載した販売ノルマ超過分の支出先に、この団体が含まれていた。政治資金規正法は、みなし解散団体は寄付を受領できないと規定している。 共同通信は今村氏側に取材を申し込んだが、期限までに回答を得られなかった。