ドラマ「電車男」に登場の老舗メイドカフェ、国際化を視野にリニューアル
席につくなり、人気メイドの一人“こすも”がメニューを持ってきてくれた。オムライスを注文して、しばらく店内の様子を眺めながら待っていると、今度は“たから”が料理を運んできて給仕してくれた。ケチャップ絵をさらさらとオムライスの皿に描いていく。自宅で練習したというだけあって、手つきはなかなかのものだ。 「リニューアルで店内が明るくなったので、私たちメイドも気分を一新して、さらに明るい気持ちでご主人様(客)に元気を与えていけたら、という気持ちです」
さらに、オムライスの上に描いた「萌え」という文字についても解説。 「日本の“カワイイ”っていう文化をちょっとアキバ系にした表現が“萌え”だと私は認識しているので、お食事におまじないをかけたりとかもしています」
ステージでのパフォーマンスも
ステージではメイドの“みりあ”と“らて”が、人気アイドルのナンバーをパフォーマンス。とくに“らて”は昭和~平成初期のナンバーもよく知っているそうで、森高千里など完璧な振り付けで披露してくれた。
メイドの給仕だけではなく、壱番星劇場店ではステージを中心に連日、楽しいエンターテインメント空間が演出されているようだ。秋葉原の新名所がまた一つ、増えた。 (取材・文・撮影:志和浩司)