【気象予報士解説】南部を中心に400ミリ前後の雨 再び線状降水帯が発生のおそれも 大分
今後の台風の見通しや警戒点について気象予報士大森麻以さんの解説です。 大分県内では、29日朝、線状降水帯が発生し、すでに記録的な大雨になっていて、県内には、台風本体の発達した雨雲がかかっています。 【写真を見る】【気象予報士解説】南部を中心に400ミリ前後の雨 再び線状降水帯が発生のおそれも 大分 降り始めからの雨量は、南部を中心に400ミリ前後の雨が降っています。中部や南部では、すでに、平年の8月1カ月分の降水量を超えている所があります。 この雨で、土砂災害の危険度が高まっています。 洪水の危険度です。大分川、駅館川では、氾濫危険情報が出ています。これは、危険な場所からは全員が避難する必要があるレベルです。 進路予想は、台風は鹿児島県に上陸し、現在、強い勢力ですこのあと、次第に東へ進路を変えて、県内に近づいてきます。次第に暴風域に入り、また、引き続き進む速度は遅い予想です。 このあとの雨と風の予想です。強弱を繰り返しながら、雨が降り続くでしょう。再び線状降水帯が発生して、猛烈な雨が降り続く恐れがあります。そして、台風が近づくにつれて、風が強まり、看板などが飛んでくるような暴風が吹く恐れがあります。 できるだけ早めに避難場所へ移動してください。また、外に出ることがかえって危険な場合もあります。その場合は、家の2階以上、崖から離れた側、そして窓から離れるなど、家の中で安全な場所に身を置くようにしてください。
大分放送