村竹ラシッド、男子110m障害でパリ内定「やっと解放された」 13秒07で圧勝 日本選手権/陸上
陸上・日本選手権最終日(30日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)男子110メートル障害決勝が行われ、日本記録保持者(13秒04)の村竹ラシッド(JAL)が追い風0・2メートルの中、13秒07で優勝した。東京五輪代表をかけた2021年日本選手権決勝ではフライングで失格。重圧に打ち勝ち、パリ五輪代表に内定し「やっと解放された。東京五輪の年からこの3年間、自分の無力さや世界との壁などいろんなものが自分を苦しめていた。やっとそれから解放されてほっとしている」と胸をなでおろした。ハードル界のホープは初の五輪に向けて「世界各国の選手権でいい記録が連発されているので、食らいついていけるように。選ばれたからには決勝進出を目指してパリで最高のパフォーマンスが出来るようにしたい」と意気込んだ。 高山峻野(ゼンリン)が13秒31で2位、横地大雅(Team SSP)が13秒39で3位だった。