お一人さまのまま老後を迎えた場合、どのくらいの生活費が必要になる?
年金生活に入る前に準備しておきたいことは?
高齢になると、物件によっては入居すること自体難しくなる場合もあります。特に単身者だと、孤独死などの問題が懸念されるためです。余裕があれば老後に備えた住まいを購入しておくのもいいですし、高齢者向け賃貸物件への入居を考えておくのもいいでしょう。一般の賃貸物件を選ぶときも、在職中に入居しておけば審査が通りやすくなります。もちろん、老後を想定した家賃に抑えておくことも重要ポイントです。 そして、実際に受け取れる年金受給額を早い段階で把握し、生活費をシミュレーションしておきましょう。年金受給額は、毎年誕生月に日本年金機構から送られてくる「ねんきん定期便」を見ればわかります。 そのうえで、何がどれくらいの額で収まるのか、使える預金は月々いくらまでかといったことを試算しておくのです。定年退職後も働く場合は何歳まで働くか考えておくと、老後の生活設計が組みやすくなります。
お一人さまの老後の生活費は平均で15万円ほど
単身世帯の老後の生活費は平均で15万円ほどです。賃貸物件で暮らす場合は、家賃が増える分これより高くなるでしょう。実際には個人のライフスタイルによって費用の配分は変わりますが、現役のうちにできることもあります。住居を購入しておいたり安い賃貸物件に引っ越しておいたりと、老後を見据えて準備しておけば安心できます。 出典 総務省統計局 家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年)平均結果の概要 総務省統計局 家計調査 収支項目分類の基本原則 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部