アジア最高額は? ACLEクラブ最新市場価値ランキング7位。かつてマラドーナ氏も指揮! U-23日本代表も奮闘中
2024/25シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)が開幕した。近年はキャリアの晩年を迎えたベテランだけでなく、これから最盛期を迎える注目の若手選手もアジアのクラブへ移籍するケースもあり、アジアの注目度は急速に高まっている。今回はACLE出場クラブの最新市場価値ランキングを紹介していく。※情報サイト『transfermarkt』が算出した金額を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは9月23日時点
7位:アル・ワスル(アラブ首長国連邦) 監督:ミロシュ・ミロイェヴィッチ 24/25リーグ戦成績:6位 総市場価値:3711万ユーロ(約59.4億円) 最高額選手:ファビオ・リマ(市場価値:700万ユーロ/約11.2億円) アラブ首長国連邦(UAE)の強豪クラブであるアル・ワスルが、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)出場クラブの市場価値ランキングで7位に入った。総市場価値は3711万ユーロ(約59.4億円)となっている。 UAEの首長国ドバイを本拠地とするアル・ワスルは、1960年に創設された。UAEプロリーグ(UAE1部リーグ)を通算8回制覇している強豪だ。昨季は17シーズンぶりに栄冠に輝いただけでなく、UAEプレジデントカップとの国内2冠を達成した。 クラブにタイトルをもたらしたのは、2024/25シーズンも指揮を執るミロシュ・ミロイェヴィッチ監督。セルビアとアイスランドにルーツを持つ41歳の指揮官は、チームに勝利への執念と確固たる自信を植えつけた。なお、余談になるが、2011年から2012年まで故ディエゴ・マラドーナがアル・ワスルを率いていたことは、それほど世間に認知されていない。 今夏、日本のサッカーファンの中には、アル・ワスルの存在を身近に感じた人もいたことだろう。U-23日本代表の一員としてパリ五輪(パリオリンピック)に出場した内野貴史が、今年8月にデュッセルドルフ(ドイツ)から完全移籍で加入したのだ。 すでに内野はリーグ戦2試合に出場しており、日本時間9月17日に行われたACLE・リーグステージ第1節のパフタコール・タシュケント(ウズベキスタン)戦でも先発出場。後半終盤の81分に負傷でベンチへと退いたのは気がかりだが、交代時まで5バックの右サイドバック(SB)で献身的なプレーを見せた。 アル・ワスルは、パフタコール・タシュケントを1-0で下してACLE開幕白星スタートを切った。成功に彩られた昨季を経て、2024/25シーズンはアジアクラブの頂点を決める大会でも快進撃を披露するのだろうか。
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