【プレビュー】中村航輔、守護神としての地位を再び築く…スポルティングCPは好調維持なるか| ポルトガルリーグ
2023-24シーズンのポルトガルリーグ第19節が日本時間1月29日から1月29日にかけて開催される。 ボアヴィスタvsポルティモネンセ 9位ボアヴィスタと14位ポルティモネンセによる一戦。ボアヴィスタの日本人MF渡井理己は今季リーグ戦8試合の出場となっているが、ここ3試合は出番なし。ゴールやアシストなどの得点関与もないだけに正念場を迎えている。 一方、ポルティモネンセのGK中村航輔は第17節のファレンセ戦で先発復帰。負傷から回復以降も5試合で出番がなかったが、復帰戦でクリーンシート&勝利を飾ったことで前節のジル・ヴィセンテ戦もゴールマウスに入った。しかし、前節は0-2と落としており、こちらも自身の立ち位置を確保するために気の抜けない状況が続いている。 エストレラvsベンフィカ 2位ベンフィカは敵地で13位エストレラと対戦する。ニコラス・オタメンディやジョアン・マリオ、ラファ・シウヴァといった30代の選手が牽引するチームの中で、とりわけ輝きを放っているのが今季から復帰のアンヘル・ディ・マリアだ。リーグ戦では15試合で7ゴール3アシストを記録し、ここ2試合で2得点1アシストと好調を維持している。これまでのキャリアではチャンスメイカーとしての役割を担うことが多かったレフティーだが、ベンフィカではよりフィニッシュに多く顔を出して結果を残している。 ベンフィカ自体も開幕戦以来、18試合で負けなし。チームも5連勝中の上で5試合1失点と状態は明るい。アリアンツ・カップ準決勝ではPK戦の末に敗退が決まっただけに、リータイトルは譲れないところだ。 スポルティングCP vsカーザ・ピア ベンフィカとハイレベルな首位争いを展開するのがスポルティングCP。今季は2敗を喫しているものの、5連勝中。1月に主力MF守田英正が離脱したが、FWペドロ・ゴンサルヴェスがポジションを下げて対応するなど柔軟なシステム変更を見せている。依然としてパウリーニョ、ヴィクトル・ギョケレズ、マーカス・エドワーズの強力3トップは健在で、そう簡単に彼らを止めることはできないだろう。 対するカーザ・ピアは現在12位。降格プレーオフ圏内の16位とは3ポイント差で、油断できない順位となっている。その中、相馬勇紀はリーグ戦15試合に先発。主力としての立ち位置ながらフル出場は1試合で、1ゴール2アシストにとどまっており、やや物足りない成績となっている。ビッグマッチで結果を残し、確固たる地位を築きたいところだが、果たして…。
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