高丘陽平は桁違いのMLSで何に驚いた? 現地で感じる大谷人気、サッカーの立ち位置、日本人GKの危機感も「レベルは上がっていかない」
異国で実感したレジェンドの偉大さ「川島選手がいかに素晴らしいか」
MLSでは高丘のほかに、ホワイトキャップスと同じウェスタン・カンファレンスのロサンゼルス・ギャラクシーで吉田麻也と山根視来、イースタン・カンファレンスのFCシンシナティで久保裕也も活躍している。同胞の存在は大きな支えになっているようだ。 ――◆――◆―― ――MLSでプレーする日本人同士の交流はありますか? 「連絡を取ったりだとか、プレシーズン中で言えば、泊まっているホテルが一緒だったので、 そこでお茶したり、意見交換など色々させてもらいました。僕がこっちに来る時も久保裕也選手に色々と相談に乗ってもらいました。 少しでも日本人選手が増えると嬉しいです。僕の肌感ですけど、MLSに来たがっている日本人選手は数多くいるので、そういった選手が来やすい活躍を僕らは見せないといけないと思います」 ――海外でGKとしてプレーする大変さは? 「それは去年、僕が一番感じたことというか。ちょっと言い方が悪いかもしれないですけど、たとえば前線の選手だったらポンって海外のチームに入っても、ある程度はコミュニケーションを取らずとも雰囲気で、ボールで会話できたりすると思います。ゴールキーパーだと感覚だけでプレーするわけにはいかないので、チームメイトとコミュニケーションを取らないといけないですし、信頼関係を築いていかないといけません。 周りの選手に認めてもらわないと、信頼関係は積み上がっていかないので。特に後ろの選手ですね。やっぱりゴールキーパーは特別です。大事なポジションで、守備の要で、守備のリーダーであり、チームのリーダーでないといけないので、そういったところを日本人のゴールキーパーが務めることがいかに難しいか、いかに大変かを去年痛感しました。だからこそ、川島永嗣選手がいかに素晴らしいかを本当に身をもって体感しました」 ――ピッチ外で驚いた部分は? 「移動が全部、飛行機で、チャーター機なことです。あとはアウェーでアメリカに行く時に、行きはバンクーバーの空港からイミグレーションを通って行くけど、帰りは通らずに、そのまま帰ってこられます。試合後にバスに乗って、そのバスを飛行機に横付けして、軽くパスポートチェックだけして帰るみたいな感じなので。たぶん、リーグと航空会社が提携しているんだと思います。日本みたいに一般客と一緒に乗ることがないので、そういったところは驚きましたね」 ――ちなみに飛行機での移動時、どんなことをしていますか? 「寝ている選手もいれば、iPadのゲームを何人かでやったりとか。ポーカーをやっている選手もいますし、それぞれ好きな感じで過ごしていますね」
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