実況解説も魅力! 東海オンエア・虫眼鏡が語るMリーグ「チーム戦制度でエンタメ性が激増した」
レギュラーシーズンの終盤やファイナルになると、「こっちのチームには勝たれてもいいけど、絶対にこのチームよりは上の着順じゃないといけない」みたいな場面に直面します。 その条件に合わせて、「特定の選手にだけは絶対に鳴かせない」とか、「自分の順位が下がってでもいいからターゲットの選手にアガらせない」といった、複雑な頭脳戦が繰り広げられるのも面白い部分です。 僕はサクラナイツファンなのに「ここで負けたら敗退してしまうから、この一局だけは『セガサミーフェニックス』頑張れ!」とほかのチームに感情移入してしまうこともあります。 それから、Mリーグは実況と解説のペアによって放送の雰囲気が違うのも面白さのひとつかもしれません。 個人的に好きな組み合わせは、実況・松嶋桃さんと解説・藤崎さん(藤崎智[さとし]プロ。21年まで「KONAMI麻雀格闘(ファイト)倶楽部」に所属)ですかね。藤崎さんが静かなトーンでボケて、松嶋さんがそれを軽妙にさばいていく感じがとても好きです。 実況・日吉辰哉プロ、解説・土田浩翔プロの組み合わせもケンカ漫談のようなやりとりが面白いので、初めてMリーグを見る方も楽しめるはずです。 ●虫眼鏡 MUSHIMEGANE 1992年生まれ、愛知県出身。愛知県岡崎市を拠点に活動する6人組動画クリエーター「東海オンエア」のメンバー 取材・文/伊藤将史