「電話が苦手な人」に知ってほしい最新スマホ“AIが応答”の便利術、知らない相手からの応答にもうってつけ
利用するには、まず「電話」アプリで設定を行う。電話アプリを開いたら、右上のメニューから「設定」をタップ。「『代わりに待ってて』機能」という項目をタップしたあと、「代わりに待ってて」という項目を有効にするといい。この技術は、端末上で処理するAIを活用しているため、プライバシーに配慮されていることなどが解説されている。 あとは通話中にこれを有効にするだけだが、発動には一定の条件があるようだ。例えば、「0120」で始まるフリーダイヤルにかけた場合には、画面上に「代わりに待ってて」のウィンドウが表示される。一方で、同じコールセンターでも、「03」で始まる一般の電話番号に発信した際には、「代わりに待ってて」が表示されなかった。おそらく、保留が多いであろうコールセンターかどうかを、電話番号で判別しているようだ。
フリーダイヤルにかけた場合でも、「代わりに待ってて」はすぐに有効になるわけではなく、ボタンがグレーアウトしている。コールセンターの場合、用件などを絞り込むために番号を入力し、その後、オペレーターにつなぐのが一般的だ。この状態をPixel側が判断し、「代わりに待ってて」が使えるタイミングになると、ボタンをタップできるようになる。最近は、スマホからの通話をフリーダイヤルにしないコールセンターも増えているため、使いどころは限定されるものの、保留中、ずっと端末を耳に当てて待っている必要がないのは便利だ。
グーグルの電話アプリは、自動的に企業名などと電話番号のデータベースを参照しており、発信時や着信時に、電話番号ではなく、その名称を表示することがある。Pixelに搭載されている電話アプリはもちろん、Android標準の電話アプリを搭載している他メーカーの端末でも、この機能に対応している。会社や店舗などの電話番号を、わざわざ電話帳に登録しておく必要がなく、便利だ。 ■迷惑電話を識別するアプリ 逆に、相手からかかってきたときにも、電話番号ではなく、企業や店舗の名称が表示されるため、電話に出るかどうかの判断がしやすい。親しい間柄の友達や、会社の同僚などとの通話はLINEなどのアプリが多くなっているが、逆に言えば、電話をかけたり受けたりするのは、店舗などの代表番号が中心になりつつある。次に電話する機会がなさそうなので、電話帳に登録しておくのは面倒という場合でも、この機能があればその必要がなくなる。