リヴァプールの優勝は決定的!? 過去のプレミアリーグのデータから見る今シーズンのタイトルレース
2位との勝ち点差は8
プレミアリーグも3分の1ほどを終えたが、現段階で首位に立つのはリヴァプールだ。リヴァプールで一時代を築いたユルゲン・クロップ退任直後のシーズンであるが、アルネ・スロット新監督はその手腕を発揮しており、ここまでは圧巻のパフォーマンスを見せている。 [動画]止まらないスロット・リヴァプールの勢い! 終盤のサラーの2ゴールでサウサンプトンに逆転勝利 12試合でのリヴァプールの成績は10勝1分1敗と圧倒的で、その間24ゴール8失点と内容面でも素晴らしい出来だ。まだ26試合を残しており、今シーズンのリーグ優勝を議論するには時期尚早だが、英『BBC』は過去のプレミアリーグのデータを紹介しながら、リヴァプールのリーグ優勝の可能性が高まっていることについて触れている。 現在、2位のマンチェスター・シティとは8ポイント差をリヴァプールはつけているが、同メディアによると、12試合を終えてこれより大きな勝ち点差があったのは1993-94シーズンのマンチェスター・ユナイテッドのみのようで、このシーズンはユナイテッドが優勝している。また同期間で8ポイント差をつけていたチームは過去に2チームあり、マンチェスター・シティ(2017-18)とリヴァプール(2019-20)はいずれもその年のリーグタイトルを獲得している。 さらに今シーズンのリヴァプールは12試合で31ポイント積み上げたが、過去に同期間で31ポイント以上を獲得した例はプレミアリーグで10回しかないようで、そのうち8クラブは優勝を果たしている。優勝を逃したのは2022-23シーズンのアーセナルと1995-96シーズンのニューカッスルだけだという。 現在プレミアリーグ4連覇中のシティの牙城を崩すことが濃厚なリヴァプール。過去のデータを見る限り優勝の可能性は高まっているようだが、2018-19シーズンにリヴァプールは最終的にシティと1ポイント差でリーグ優勝を逃した過去もあり、残り26試合で何が起こるかは誰にも予想できない。 今シーズンのここまでは2位以下は混戦模様となっており、シティとアーセナルだけではなくチェルシーやブライトンなどにも勢いがあるため、リヴァプールが少し勝ち点を落としただけでもタイトルレースがより熾烈になる可能性もある。 今週末にはシティとの直接対決も控えているリヴァプールはこの調子を最後まで維持し、リーグタイトルを手にすることができるのか、注目だ。
構成/ザ・ワールド編集部