海遊館にいたジンベエザメ「海くん」愛媛県の河口で死ぬ 10月初めに高知県沖の太平洋に帰したばかり
読売テレビ
6日、愛媛県の河口付近で死んでいたジンベエザメは、10月まで海遊館で展示されていた「海くん」であることが確認されました。 園児 「こっち きて~。ジンベエザメさん だいじょうぶやで~」 5日、愛媛県宇和島市の川で泳いでいるのが見つかった1頭のジンベエザメ。 しかし、一夜明け…。 海遊館 広報・宣伝チームの田井康之さん 「体は動かしていないので、決して健康とは…健全な状態ではないように思います」 大阪から海遊館の職員が駆けつけ、ジンベエザメを確認しました。すると…。 海遊館のダイバー 「あそこにいたジンベエザメは 海くんで、死亡していました。個体の背中の模様を見たりとか(してわかった)」 10月初めに海遊館から高知県沖の太平洋に放された海くんでした。 2019年、高知県沖で捕獲され、海遊館にやってきた海くんは、すくすくと育ち、多くの人に親しまれていました。 2000年に絶滅危惧種に指定されているジンベエザメ。その生態は謎が多く、まだまだ明らかになっていません。 有吉優海 記者 「海くんが高知へ行くトレーラーに積み込まれます」 そこで、海遊館は、館内での調査を終えた海くんに場所や水深を記録する機械を取り付け、生態調査の一翼を担ってもらうため、高知県沖の太平洋に帰したばかりでした。 海遊館 飼育員の北谷佳万さん 「死亡したことになって、とっても残念なんですけど。たくさんの人の協力をいただいて、作業ができて、ありがたく思っています。これを機会に生き物のことを興味を持ってくれたらうれしい」 海遊館は今後、海くんの死因などを調査するとしています。