SaaS一元管理サービス「Bundle by freee」、備品管理機能を強化しMDMサービスから端末情報をインポート可能に
フリー株式会社(以下、freee)は11日、SaaSを一元管理するサービス「Bundle by freee」において、備品や端末を管理できる備品管理機能を強化すると発表した。Microsoft Intune、LANSCOPE、JamfといったMDM(モバイルデバイス管理)サービスから、社内で管理している端末の情報をインポートできる「MDMインポート」の提供を開始している。 Bundle by freeeは、SaaSのアカウント発行や削除、アカウントの棚卸し作業といった作業を自動化できる、SaaSアカウント管理の効率化を支援するソリューション。また、外部共有したままのファイルやフォルダの棚卸しも自動化可能なほか、アカウント管理に必要となる人事データの統合機能も搭載している。 一方で、企業での端末管理においては、従来、MDMサービスで端末マスターを軸として管理していたため、人事マスターや利用中の多数のSaaSのアカウントとのひも付けはできなかったほか、MDMではアクティブなPCやモバイルを管理するので、在庫の管理は別途台帳で行う必要があり、管理データが分散しているという課題があったという。 そこで今回は備品管理機能を強化し、新たに追加した「MDMインポート」により、Microsoft Intune、LANSCOPE、JamfといったMDMサービスから、社内で管理している端末の情報をインポートして、従業員マスターの情報と端末台帳の情報をひも付けて一元管理できるようにした。これによって、「誰が」「どの端末を」使っているかといった可視化を、従業員ごとに行えるとのこと。 また、自由に項目を設計できることから、ハードウェア端末のみでなく、備品なども一括で管理可能。SaaS管理機能と合わせて、ソフトウェア、ハードウェア、備品の一元管理を実現するとしている。
クラウド Watch,石井 一志