写真：赤江夏星（日本生命）/提供：WTT

＜卓球・WTTフィーダーハルムスタッド2024　日程：2024年9月16日～9月21日　場所：ハルムスタッド（スウェーデン）＞ 21日、WTTフィーダーハルムスタッドは大会最終日を迎え、男女シングルスと男女ダブルスの決勝戦が行われた。 女子シングルス決勝に出場した赤江夏星（日本生命）は、王暁彤（ワンシャオトン・中国）との一戦に臨んだ。第1ゲームの序盤は互角の戦いを繰り広げるが、後半から王暁彤のバックハンド攻撃が要所で得点につながり、王暁彤が第1ゲームを奪取。 第2ゲームは、王暁彤が赤江の台から出るサービスを冷静にレシーブして得点を重ねていく。赤江も台上技術やフォアハンドドライブで食らいつくが、第2ゲームも王暁彤が制し、勝利に王手をかける。 続く第3ゲームでは、赤江がレシーブからチキータやフリックで仕掛けるも、王暁彤がラリー戦で赤江を左右に大きく揺さぶってリードを広げ、最後は赤江のフォアハンドドライブがネットにかかり、試合終了。ゲームカウント3-0で勝利した王暁彤が優勝を飾り、赤江は準優勝となった。 男子シングルス決勝では、薛飛（シュフェイ・中国）とCsaba ANDRAS（ハンガリー）が対戦。第1ゲームを薛飛が制すると、続く第2ゲームは薛飛がカウンターで得点を重ね、2ゲームを連取する。 第3ゲームは薛飛が終始主導権を握り、台上でのフォアハンドフリックやバックハンドカウンターでリードを広げる。最後は、薛飛がロビングをスマッシュで決めきり、ストレートで勝利。見事、男子シングルス優勝を決めた。 女子ダブルス決勝は王暁彤/韓菲児（ハンフェア・中国）ペアと劉馨尹（リュウシンイン）/CHIEN Tung-Chuan（チャイニーズタイペイ）ペアの対戦となった。第1、第2ゲームは王暁彤/韓菲児ペアが、ラリー戦でリードを広げて連取。 第3ゲームは劉馨尹/CHIEN Tung-Chuanペアがカウンター中心のプレーに切り替えて1ゲーム奪い返すも、第4ゲームで王暁彤/韓菲児ペアの回転量のある攻撃が功を奏し、ゲームカウント3-1で王暁彤/韓菲児ペアが勝利。優勝を飾った。 男子ダブルス決勝は、孫聞（スンウェン）/徐海東（シュハイドン・中国）ペアと牛冠凱（ニュウグァンカイ）/QUAN Kaiyuan（中国）ペアによる同士討ちとなった。試合はフルゲームまでもつれ込む接戦となるも、孫聞/徐海東ペアのバックサイドへの攻撃が得点につながり、孫聞/徐海東ペアに軍配が上がった。今大会は全5種目で中国勢が優勝する結果となった。