年金は最低で”何年納めれば”将来受け取れますか?収入が不安定で「40年間」も支払える気がしません…
受給資格期間は10年でも受け取れる金額が10年分ではないケースもある
人によっては、国民年金の納付に関して学生時代に納付の猶予制度を利用したり、金銭的な事情で免除制度を利用したりしている方もいます。 年金の猶予や免除制度を利用するうえで注意したい点が、制度の利用期間中は老齢基礎年金の受給資格期間に加わるものの、金額の計算に全額は反映されないことです。特に、納付猶予は金額には反映されません。 例えば、10年間の受給資格期間のうち、4年間の納付猶予を受けている場合は、金額に反映される年金額は実際に納付した6年分です。免除制度を利用した場合は、免除を受けた割合に応じて反映額が減額されます。
年金は最低でも10年間納めていれば受け取れる
老後に年金を受給するためには、最低でも10年の受給資格期間が必要です。国民年金は20歳から加入が義務とされていますが、年金保険料を納めていなければ受給資格には含まれません。 受給資格の条件などを満たしていれば、老齢基礎年金なら20万4000円、老齢厚生年金を加えると26万1879円が最低金額の目安です。ただし、猶予や免除制度を利用すると、利用した状況に応じてさらに減額する可能性もあります。 出典 日本年金機構 令和6年4月分からの年金額等について 年金用語集 は行 報酬比例部分 令和2年9月分(10月納付分)からの厚生年金保険料額表(令和6年度版) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部