【横浜好き】キャッチフレーズは『横浜進化』。ベイスターズのキャンプ初日を振り返る
春季キャンプがスタートしました。野球関係者が年に2回目となる「あけましておめでとうございます」と挨拶する2月1日。2024年シーズンの『元旦』とも言えるこの日、キャンプの「初日から」を集めてみました。
まずはプロ野球選手としても『初日』となったドラフト1位入団の度会隆輝。フリー打撃での初スイングで、いきなり柵越えアーチという前評判通りの打撃を披露しました。
この日、キャンプのメインスタジアムである「ユニオンですから」球場には、左打者にとっては逆風が吹いていましたが、渡会は30スイングで3本の柵越えを放ちました。練習後には球団歌「熱き星たちよ」のレコーディングにも参加し、DeNA球団創設以来、新人選手としては初、自身にとっても人生初の体験となりました。
昼休みのランチ特打には、復活を目指すオースティンが登場。初日から4本の柵越えで強打健在をアピールしました。オースティンは来日1年目に20本塁打、その翌年も28本塁打をマークしましたが、3年目の2022年は故障に泣き、出場は33試合のみ、昨季も22試合出場にとどまっていました。
3年契約の2年間でわずか1本塁打に終わりましたが、右肘、右鎖骨と2度の手術を経て、契約最終年となる今季はキャンプ初日から持ち味の打棒全開で、2日目も連日のランチ特打で61スイング中柵越え10本と、このまま順調にいけば今季こそは期待してもよさそうです。
投手陣では、守護神奪回を目指す山崎康晃が初日からブルペンで投球練習を行なっています。昨季は6月に入った時点で防御率5点台と不安定な投球で、7月中旬からは森原康平に守護神の座を取って代わられる悔しいシーズンとなりました。史上最年少の通算250セーブまで残り23としている右腕は、体重8キロ減と身体を絞ってキャンプに挑み、初日からブルペンで31球を投げました。
今季は森原に加え、来日1年目から防御率1点台をマークしたウェンデルケンらと守護神の座を争うことになりますが、名球界入りの条件でもある大台に向け、元守護神が決意のキャンプインとなっています。