【中日】高橋宏「足が震えた」 今季初登板に武者震い 名誉挽回の7回無失点
◆JERAセ・リーグ 中日0―0広島=延長12回=(28日・バンテリンD) 中日・高橋宏斗が試合後、「(マウンドで)足が震えた」と告白した。 キャンプでフォームを再改造するなど調整が遅れ、3月のオープン戦中に2軍落ち。懸命の再調整で復調し、ようやく迎えた今季初登板。朝も普段より1時間も早く球場入りしたといい、「やらないといけない、っていう緊張感と、久しぶりの1軍マウンドだったので」と武者震いしたほど、名誉挽回に燃えていた。 その気迫をボールに込めた。7回を3安打無失点。「序盤はリズムをつかめなかったが、回を重ねるうちに、ストライクゾーンの中で勝負できるようになった」。二塁を踏ませたのは3回の秋山の二塁打の1度だけだった。 「まだ思い描いているような真っすぐではないけど、状態は良くなってくると思う。なんといっても、結果が出たことが、きょうは一番良かった」 3回の打席でのバント失敗(三振)を猛省したが、開幕前の苦悩を乗り越え、久しぶりに充実した笑顔を浮かべた。
報知新聞社