【RWS】無敗の女子高生・押川香菜、元K-1王者相手にも自信揺るぎなし「負ける自分の姿が全く想像できません」「私が女子初のラジャ王者になる」
2024年7月14日(日)千葉・TIPSTAR DOME CHIBA『RWS JAPAN 2024』(U-NEXT配信)にて、アトム級(46.26kg)2分3Rでパヤーフォン・バンチャメーク(タイ)と対戦するカナ・ウォーワンチャイ(=押川香菜/ウォーワンチャイプロモーション)のインタビューが主催者を通じて届いた。 【写真】前へ前へと出るアグレッシブファイターのカナ カナはアマチュアで5つのタイトルを獲得し、2022年12月、タイでのプロデビュー戦でIMSA初代ピン級王座を獲得。2戦目でミネルヴァ認定ピン級王者の撫子、4戦目でJ-GIRLS&WMC日本の2冠王MIREYを破るという快進撃を続け、2024年3月にはタイの『RWS』に初参戦で勝利を得た。17歳の無敗最強ムエタイ女子高生。 パヤーフォンは20歳にして68勝(11KO)17敗1分の戦績を持つ、元WPMF世界女子ピン級王者。2017年11月に初来日するとムエタイの試合で3連勝。2019年10月にKrush初参戦でKrush女子アトム級王者・高梨knuckle美穂に挑戦し、延長戦の末に敗れたものの高梨を苦戦させた。 2022年6月の「K-1 WORLD GP初代女子アトム級王座決定トーナメント」の1回戦でMIO、決勝では菅原美優を破り、タイ人女性初のK-1王者に就いたが、2023年3月の初防衛戦で菅原美優にリベンジを許し、王座を失った。7月には松谷綺にも判定負け。所属名をブアカーオと同じバンチャメークとし、2024年4月のRWS JAPANでムエタイに復帰。伊藤紗弥と対戦したが判定で敗れ、今回捲土重来を目指す。 ■パヤーフォンは小学生の頃からずっと見ていた選手 ――プロキャリア6戦目で元K-1王者パヤーフォンとの対戦が決まりました。 「自分は運があるなと思いました。自分の調子が凄くいい時にこういうカードを組んでいただけたこともそうですし、最近ではラジャダムナンスタジアムのランキングもできました。自分はまだランキング7位ですが、3位のパヤーフォン選手と対戦できるのはなかなかないことじゃないですか」 ――最初にオファーを聞いた時はどのような心境でしたか。 「今年4月ぐらいに石井要会長から『パヤーフォンとの試合が決まるかも?』と言われていて、実際に決定した時はビックリしました(笑)。パヤーフォン選手の試合はK-1の試合をよく見てましたし、K-1に出る前に大分でWPMF世界タイトルマッチで九州の選手と戦っていた試合も見ていたので小学生の頃からずっと見ていた選手なんです。去年に、お母さんと『伊藤紗弥選手とパヤーフォン選手のムエタイでの試合を見たいよね』とも話していて、まさか自分がそういう選手と試合をすることになるとは思ってもいませんでした」 ――パヤーフォン選手は20歳にして68勝(11KO)17敗1分とかなりの戦績を持つ選手ですが、勝つ自信もありますか? 「周りからは『勝ったら凄い』とよく言われるのですが、自分はそんなに気にしていません。ジムでは(石井)一成君やレンタ君といったジム仲間たちと一緒に素晴らしい環境で練習させてもらっているので、パヤーフォン選手だけでなく伊藤紗弥選手にも負ける気はありません」 ――もう自身はすでに世界最強だとも思います? 「世界最強かと言われたら、……という感じなんですけど(苦笑)、対戦相手が決まったら勝つための努力と練習をジムでこなしているので負ける自信はありません」 ――いつぐらいから自信を持てるようになりました? 「ジュニアの頃は勝ったり負けたりだったのですが、プロデビューしてから勝ち続けて2年半は負けていません。練習量は他のジムの選手以上にやっていると思いますし、毎回、勝つのは無理なんじゃないかと言われている相手に勝ち続けたことで自分に自信が付き始めました」 ――逆に「勝つのは無理」と言われることで燃えてきたりも? 「自分の中ではいつも『自分が勝つんじゃない?』と思っていて、やってやるという気持ちにはなります。負けることはいつも考えませんし、負ける自分の姿が全く想像できません。パヤーフォン選手はオールラウンダーで強いのですが、ここで勝ってラジャダムナンスタジアムのタイトルに絡めたらと思います」 ――前回4月の伊藤紗弥選手と対戦したパヤーフォン選手にはどういう印象を持ちました? 「近距離での戦いや、蹴りをキャッチされたり、逆に蹴りをキャッチした時の対応が巧いと思ったので、そこを警戒しなければいけないなと思いました」 ――パヤーフォン選手の蹴りに関してはどう評価していますか? 「『パヤーフォンの蹴りは強いよ』とよく言われるのですが、ジムの練習で一成君やレンタ君とガチスパーをして毎日のように蹴りを受けていて、一成君よりも強い蹴りを打つ選手はいないと思うので、パヤーフォン選手の蹴りを受けても大丈夫なんじゃないかなと思います」 ――伊藤選手はパヤーフォン選手に判定勝ちでしたが、試合内容や結果で伊藤選手と比較されると思います。そこは意識してますか? 「そうですね。伊藤選手とは来年ぐらいに対戦したいと思っていて、伊藤選手が今までに対戦してきた相手と自分が今後やっていき、伊藤選手が判定勝ちした相手には自分がKO勝ちしたりと、自分が少しでもいい勝ち方をしてアピールできたらと思います。今でも伊藤選手に勝つ自信もありますが、どうせやるなら、トーナメントの決勝戦などの最高のシチュエーションでやりたいですね」 ――では試合を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。 「格上のパヤーフォン選手との試合になりますが、全力で挑んで勝ちにいきます! そして、その先には私がラジャダムナンスタジアム女子初のチャンピオンになります!」
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