韓国産「海苔」、輸出最高額を更新…「K-Seafood」世界市場で拡大続く
【12月27日 KOREA WAVE】韓国産海苔の輸出額が今年、再び1兆ウォン(約1100億円)を突破し、過去最高を更新した。これにより、韓国の水産物輸出額は前年同期比1.4%増の27億8100万ドル(11月末時点)となり、輸出成長が続いている。 韓国海洋水産省と水産業協同組合中央会によると、2024年の水産物輸出拡大を牽引したのは海苔(25.2%増)とマグロ(9.1%増)だ。これを背景に、韓国は従来の日本、中国、米国に集中していた輸出市場を多様化し、11月にフランス・パリに「韓国水産食品貿易支援センター」を開設した。 このセンターは、韓国産水産物を欧州市場に広める拠点として、現地のバイヤーや消費者との連携を強化する役割を担う。さらに、フランス料理名人協会(MCF)と協力し、韓国産水産物を活用した新しいレシピや健康食を紹介するイベントも開催された。 韓国水産物の海外進出はこれだけにとどまらない。今年3月には米ボストン国際水産博覧会で100億ウォンを超える輸出実績を記録し、来年以降もスペイン・バルセロナやベトナム・ホーチミンなどでの展示会参加を予定している。 2024年11月には「韓国水産食品広報週間」(K-Seafood Global Weeks)が世界14カ国で同時開催され、韓国産海苔やカニ風味かまぼこ、高級かまぼこなどが注目を集めた。このキャンペーンでは、オンラインプラットフォームや現地大型スーパーとの連携を通じて販売促進を展開し、前年比3%増の51万12000ドルの輸出を達成した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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