【大学受験の仕組み】「困難を抱える人を支援する」社会福祉学部、人気の理由は? 国家資格取得サポートも
就職実績は?
同大学の医療専修の社会福祉士、精神保健福祉士のダブル合格率は81.5%で全国トップレベルです。国家資格の対策講座や各ゼミの教員によるサポートの効果も大きく、岸さんのように社会福祉士、精神保健福祉士の両方の実習を経験することも可能です。 社会福祉学部の主な就職先は、医療や福祉関連の施設が約5割を占めますが、一般企業や公務員、教員など幅広い就職実績が特徴です。 ほかに社会福祉を学べる学部があるのは、各地域の公立大学のほか、私立大学では上智大学(総合人間科学部社会福祉学科)、淑徳大学(総合福祉学部社会福祉学科)、東洋大学(福祉社会デザイン学部社会福祉学科)、同志社大学(社会学部社会福祉学科)、法政大学(現代福祉学部)、武庫川女子大学(心理・社会福祉学部)、立教大学(コミュニティ福祉学部)、龍谷大学(社会学部現代福祉学科)など多くの大学が設置しています。 こうした大学の福祉系学部では、指定科目を履修すれば、卒業もしくは卒業見込みで、国家資格である社会福祉士と精神保健福祉士の受験資格を得られます(精神保健福祉士の場合は保健福祉系大学卒業もしくは卒業見込み)。 福祉の力とは、「困難を抱える人を支援する力」とも言えます。ジャンルを問わず幅広い分野で、福祉の力が必要とされているのかもしれません。
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