【宇都宮競輪・GⅡ共同通信社杯】太田海也は歯を食いしばることなく連勝を目指す
〈13日・宇都宮競輪・初日〉 【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】 太田海也が初日7Rを逃げ切って快勝した。パリ五輪から急ぎ帰国して平塚オールスターに出場という殺人的スケジュールをこなした後は、「家族で鳥取県に温泉旅行をしました」と1週間ほどオフを過ごした。 さらに「自転車競技で歯を食いしばり過ぎて炎症を起こしてしまった。その治療で、今回はあまり練習できませんでした」。ナショナルチームでトレーニング漬けの日々からは解放された中での参加となった。 今回、「練習ではマウスピースをしています。本番では外していますが、歯を食いしばらないように踏み込むときに少しだけ気にしています」。だが大きな問題ではないようで、「リフレッシュして疲れがない状態で走れているのは大きい。気持ち良くレースができました」。 パリ五輪では脇本雄太の200メートルタイムを更新する日本記録をマーク。日本一のパワーを見せつけて勝ち進んでいく。 ▼11R(太田海也) GⅠを7Vの古性優作も、番手の大川龍二もぶっちぎって連勝。3―256―2456、3―6―8。 ▼7R(北津留翼) 取鳥雄吾をマーク。同期の松岡貴久と勝ち上がる。7―2=13469。