金利2%も…17年ぶり「金利のある世界」で預金者に熱視線 「5億買う」巨額の債券が飛び交う現場にカメラが…ニッポンの金利【news23】
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「口座開設などで1万8000円相当をプレゼント」「預金革命、金利2%」今、銀行は預金獲得競争に力をいれています。ナゼかというと…日本が「金利のある世界」になったからです。シリーズでお伝えしている日本経済の今。金利があると私たちの生活はどう変わるのでしょうか。 【写真を見る】昔は…高金利求めて大行列! ■預金で2%!? 17年ぶりの世界 クリスマスまで、あと1週間。家電量販店には、プレゼントを買う人の姿が。 20代女性 「3万3000円のシェーバーを買いました」 ーー3000ポイント付与されたが? 「浮いた分でクリスマスディナーを豪華にしようと思います」 いま、「ポイント経済圏」は花盛り!PayPay銀行では12月、「預金革命」なるものが登場。条件付きで、預金金利はなんと2%になり、メガバンクの実に20倍です。 17年ぶりに戻ってきた「金利のある世界」。転換点を迎えた現場を取材しました。 ■「金利のある世界」“お荷物”が“お宝”に 11月、1つの区切りを迎えた三井住友銀行の支店がありました。 駅前の路面に構えて44年。その歴史に幕を下ろし、移転した先は、ショッピングモール内。「入りづらい」「堅苦しい」というイメージから脱却するためです。 三井住友銀行 リコパ東大和店 谷池祐亮ストア長 「問い合わせで、『いま預金の金利っていくらになったの?』というのは本当に多くなっています」 銀行にとって“お荷物”だった預金が、いまや“お宝”に。大事な収入源を逃すまいと、客との接点を増やします。 融資の現場でも変化があります。 千葉県の銀行で働く、赤窄芳久さん。注文住宅を手がける会社を訪れていました。 スタジオ・チッタ 工藤武士代表取締役 「金利の方は徐々に、京葉さんのみではなく他行さんに関しても…」 低金利が当たり前だった企業側は、金利交渉にはなかなか慣れません。一方、お金を貸す側は慣れっこかと思いきや実は… 京葉銀行 法人営業部 赤窄芳久さん 「(金利が)17年間ずっと横ばいだったので営業の現場(に入ってから)でいうと初めて。昔の銀行のビジネスモデルにまた一部戻る」